「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『特攻大作戦』(1967年:リー・マーヴィン、チャールズ・ブロンソン)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」第二次大戦末期、少佐率いる「ならず者部隊」がナチスの隠れ家を急襲する戦争映画。部隊の個性的なメンバー、戦闘シーンに注目の内容です。

1.ストーリー
第二次大戦末期、少佐と12人で構成する「ならず者部隊」がナチスの隠れ家を急襲する。

2.キャスト
リー・マーヴィン(少佐)
チャールズ・ブロンソン(ならず者)
ジム・ブラウン(ならず者)
ドナルド・サザーランド(ならず者)
テリー・サバラス(ならず者)
アーネスト・ボーグナイン(将校)

3.注目のシーン
①主役
豪華なキャスティングの映画。主役はリー・マーヴィン演じるアメリカ軍のライズマン少佐。そして12人の「ならず者」(チャールズ・ブロンソンら。当時は若手の俳優たち。後に大物になった人も)。死刑を宣告されたり、長期刑を課せられた軍人を12名集めて作られた「ならず者部隊」。ライズマンの指揮の下、訓練を受け、ナチスの隠れ家を攻撃。

②悪役
映画では定番の悪役「ナチス」。ただ、大して抵抗することもなく始末されていくドイツ兵がちょっとかわいそうな気もする内容。敵は外国だけではなく内部にも。ライズマンにやたら批判的な将校や大佐。そんなに不満なら自分が危険な前線に行けばいいのに、と思うような感じの官僚主義的な連中だ。

③キャラ
男たちが戦う映画。「ならず者部隊」を使う秘密作戦全体の責任者を演じるのはアーネスト・ボーグナイン。少佐役でジョージ・ケネディ。「紅一点」といった感じで美女が登場しますが、悲しい役どころ(「戦争のむなしさ」を表現するキャラでもあります)。

④アクション
12人の「ならず者」たちが潜入作戦のための訓練を受けるシーン。演習のシーン。そして、潜入・攻撃の実戦。4ヶ月かけて作られたセットでの戦闘シーンはかなりの迫力。派手な爆発シーンも。

⑤演出
個性的なメンバーがそろった映画。ワルもいればユーモアがある者もいる、ということで笑えるようなシーンも少しあります。ライズマンと部下たちの会話、ウラディスロー(チャールズ・ブロンソン)が「連想ゲーム」で上官をウンザリさせるシーン、ジョージ・ケネディが車から落とされるシーン、女たちと交流するシーン、など。

4.感想
アメリカ陸軍の秘密作戦を描いた戦争物映画。なんとなく実話っぽい感じもしますが、フィクションとのこと。腕は立つが変わり者のライズマン少佐、そして12人の男たち。戦争映画ですので戦闘シーンが派手なのはありがちなこと。この映画の魅力はキャラクター。特に12人の「ならず者」。冷静な者もいれば、イカレた感じの奴、反抗的な奴、凄い腕力なのに気が弱い男、など。どうせ死刑になるのなら、という感じで命懸けの潜入作戦に参加。そんな彼らがどんな戦いを見せるか? 絞首刑のシーンから始まるシリアスな内容。クライマックスの破壊工作と銃撃戦、アブない男を演じるテリー・サバラス、訓練と軍事演習のシーンが見せ場。DVDには特典映像(ロンドンでくつろぐ俳優たち、など)収録。豪華な出演者と大がかりなセットが見せ場の大作です。

リー・マーヴィン:『デルタ・フォース
アーネスト・ボーグナイン:『ニューヨーク1997
ジョージ・ケネディ:『アイガー・サンクション
チャールズ・ブロンソン:『狼よさらば
ジム・ブラウン:元フットボーラー。『マーズ・アタック!』
ドナルド・サザーランド:『ロックアップ』
テリー・サバラス:『刑事コジャック』『キャノンボール2
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