「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『メカニック』(1972年:チャールズ・ブロンソン、ジャン=マイケル・ヴィンセント)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」謎の暗殺組織の男が組織に追われるアクション映画。暗殺者の生き様、敵の襲撃と反撃、カーチェイスに注目です。

1.ストーリー
暗殺組織の男が組織に裏切られて追われる。

2.キャスト
チャールズ・ブロンソン(暗殺者)
ジル・アイアランド(女)
ジャン=マイケル・ヴィンセント(暗殺者)
キーナン・ウィン(犯罪者)

3.注目のシーン
①主役
ブロンソン演じる暗殺者「アーサー・ビショップ」が主役。ターゲットをじっくりと観察し、事故を装って始末するのが特徴。体に異変を覚えるビショップ。知人の息子を相棒にして仕事を続けようとするが・・・。

②悪役
登場人物のほぼ全てが悪役の映画。ビショップの父の手下だったハリー・マッケンナ(キーナン・ウィン)。ハリーの息子スティーブ(ジャン=マイケル・ヴィンセント)。ビショップの女(ジル・アイアランド)。暗殺組織のボス、襲撃者。

③アクション
「暗殺者」というものは所詮使い捨ての存在。邪魔になったりすれば雇い主から狙われます。組織の許可無しにスティーブを相棒にしたビショップ。「組織のルール」に反した、ということで組織のヒットマンから襲撃されます。アクションシーンとしては、オープニングの爆殺シーン、ターゲットを追跡するシーン、船での戦い、山でのカーチェイス&戦闘が迫力。

④演出
楽しいシーンがあまりない映画。ブロンソンがアイスクリームをほおばるシーンがちょっとカワイイ感じ。日本人のカラテを見学するシーン、ビショップの個性的な家(プール付き)、ナポリの素敵な風景にも注目したいところ。

4.感想
「暗殺者の生き様」を描いた映画。「暗殺者」は組織の命令に従うだけの存在。邪魔になれば消される。謎の暗殺組織(どんな組織なのかが本編で語られるシーンはほとんどなかった)。ビショップの父の手下だったハリー・マッケンナを暗殺する任務(子供の頃から知っている人物すらターゲットにしなければならない生き方)。売り込みに来たハリーの息子スティーブを指導して相棒にするビショップ。組んで一緒に仕事をするが・・・。ツッコミどころがそれなりにある映画。ブロンソンが活躍してくれれば映画的にはそれでいいのですが、イマイチ信用できないスティーブを相棒にするのはちょっと変ではないかと。また、ビショップによると「暗殺者になるには読唇術をマスターすることが必須」とのこと。ラストシーンにも注目のスリリングな映画です。
キーナン・ウィン:『マッケンナの黄金』『ピラニア』『サンバーン』ほか。
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