「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『狼よさらば』(1974年:チャールズ・ブロンソン、ヴィンセント・ガーディニア)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」妻と娘を傷つけられた男が町でのさばる強盗を始末していくアクション映画。ニューヨークの治安の悪さ、何の役にも立たない警察、一人で戦う男に注目です。

1.ストーリー
建築士が妻子を襲われ、復讐しようとする。

2.キャスト
チャールズ・ブロンソン建築士
ホープ・ラング(妻)
ヴィンセント・ガーディニア(警視)

3.注目のシーン
①主役
ブロンソン演じる建築士の「ポール・カージー」。美しい妻との充実した暮らし。娘は思いやりのあるジャックと結婚。ところが平穏な人生を三人組に台無しにされてしまう。妻を失い、娘は植物状態。銃を入手したことで、新たな人生がスタートする。

②悪役
治安が悪すぎるニューヨーク。普通に歩いたり、電車に乗っているだけで銃やナイフで脅される。一般市民が殺されても「仕方がない」といった感じで片づける警察。カージーを襲う連中だけではなく、こういった連中を放置する無責任で無関心な法の執行機関も「悪役」なのかもしれない。

③キャラ
悪党を始末していくカージーを追い込むオチョア警視(ヴィンセント・ガーディニア)、無能な部下。カージーの妻ジョアンナ(ホープ・ラング)、娘キャロル(キャスリーン・トーラン)、娘の夫ジャック(スティーヴン・キーツ)。カージーに銃をプレゼントする不動産業者ジェインチル(スチュアート・マーゴリン)。『インデペンデンス・デイ』で有名なジェフ・ゴールドブラムが強盗役で登場(これが映画デビュー作らしい)。

④アクション
「カージーの復讐」が見せ場。世の中をナメ切っているチンピラがカージーを脅す。最初は靴下にコインの束を入れて反撃していたカージー。銃を入手してからはワザと人気のないところを出歩いて町の悪党をおびき寄せて仕留める。

4.感想
「アマチュア刑事」が孤軍奮闘するシリーズ第一弾。悲惨な目に遭った建築士。父親がハンターだったということもあって銃の扱いには慣れている。仕事で知り合った男から銃をプレゼントされ、個人で町の悪党たちに報復する。凄いストーリーの映画。自警団が必要なほど役に立たない警察。事件を処理するだけ。そのクセ、カージーを怪しんでしつこく尾行。勝手に部屋に侵入して家宅捜索(違法?)。強盗は捕まえないけど、正当防衛の人間にはしつこくつきまとうのが警察というものらしい。カージーが戦うシーンが緊迫感の映画。キレイに敵を始末することもあれば、切られたり、撃たれたりすることも。シリアスな映画ですが、強盗を自分で撃退して興奮するオバサンなど、ちょっと笑えるキャラも登場。「警察が役に立たないのなら被害に遭わないように自分で始末するしかない」というのがカージーの発想。家族を植物状態にされた男の怒りが爆発。事件のキッカケは、チンピラに自宅の住所を知られてしまったこと。住所をヘタに知られないように注意しましょう。

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