「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『ブレイクアウト』(1975年:チャールズ・ブロンソン、ロバート・デュバル)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」飛行機の操縦士がメキシコの刑務所から囚人を脱走させる映画。ブロンソン演じる「ニック」による救出作戦、美女ジル・アイアランドに注目です。

1.ストーリー
飛行機の操縦士がメキシコの刑務所から囚人を脱走させる依頼を受けたが・・・。

2.キャスト
チャールズ・ブロンソン(操縦士)
ジル・アイアランド(夫婦)
ロバート・デュバル(夫婦)
ジョン・ヒューストン(資産家)

3.注目のシーン
①主役
ブロンソン演じる「ニック・コルトン」。相棒のホークと航空サービス会社を経営している男。陽気な男で、いつもポケットに「換金できない小切手(500ドル)」を入れている。そんなニックに「囚人を脱獄させてほしい」というムチャな依頼。報酬に引かれて引き受けたニックだが・・・。

②悪役
無実の罪でメキシコの刑務所に収監されたジェイ・ワグナー(ロバート・デュバル)。ジェイを脱獄させたい妻アン(ジル・アイアランド)。ジェイに罪を着せたのはジェイの祖父(ジョン・ヒューストン)。この男はかなりの資産家。しかしながら、かなり怪しい奴。何らかの組織を率いており、ジェイは組織にとって危険な存在らしい。手下の殺し屋はジェイを始末すべきだと考えているが、祖父はさすがにそこまではできないと主張。

③キャラ
ニックの相棒「ホーク(ランディ・クエイド)」。メガネキャラ。ヘマすることが多い。ニックに誘われて「脱獄作戦」に参加する「マーナ」。警官の妻であるマーナはニックの幼なじみでもあり、密かにニックに想いを寄せている様子。「アン」を演じるジル・アイアランドはブロンソンの妻。

④アクション
比較的地味な作品。ブロンソンがヘリを操縦するシーンが見せ場(ホントに操縦しているのかは不明)。逃走するヘリをメキシコの刑務官が追跡するシーン、ラストの滑走路での戦いがアクション的な見せ場。

⑤笑い
経済的にはイマイチなニック&ホークがドジるシーンが笑い。魚の薫製に失敗したり、無価値な小切手をニックが使おうとして受け取りを断られたり。ホークが女装して刑務所に潜入する珍作戦も楽しい。

4.感想
実に不思議なアクション映画。なぜジェイの祖父が孫を刑務所に閉じこめるのかがサッパリわからない。ジェイは組織にとって危険な存在、という設定(よくわかりませんね。原作があってそれには書いてあるのかな? わかってないのは私だけ?)。というワケで、ブロンソン演じるニックがジェイを救出できるかどうか、が見せ場になっている映画(ブロンソンが活躍するシーンがあれば「ジェイが陥れられた理由」などどうでもいいのかもしれない)。キャラを楽しむ映画でもあります。ニック、ホーク、マーナ。気の毒な人妻アン。気弱な夫ジェイ。メキシコの腐敗した刑務官。ブロンソンがヤバイ依頼を引き受ける映画。女の涙に弱い「ニック」というキャラに注目の名作です。

ロバート・デュバル:渋い役者。若い頃から髪が薄い(スヌーピーの友達「チャーリー・ブラウン」っぽい)。『ゴッドファーザー』『地獄の黙示録』『フォーリング・ダウン』『ディープ・インパクト』ほか。
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