「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『真夜中の野獣刑事』(1983年:チャールズ・ブロンソン、リサ・アイルバッハー)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」刑事が異常者を追い込んでいくサスペンススリラー映画。異常者の犯行、刑事の執念、ラストシーン(最後の決着)に注目です。

1.ストーリー
刑事が女を逆恨みする陰気な容疑者を追い込む。

2.キャスト
チャールズ・ブロンソン(刑事)
リサ・アイルバッハー(刑事の娘)
アンドリュー・スティーヴンス(刑事)
ジーン・デイヴィス(異常者)
ジェフリー・ルイス(弁護士)
ロバート・F・ライオンズ(検事)

3.注目のシーン
①主役
ブロンソン演じる「レオ・ケスラー刑事」。殺人課の刑事で未解決事件を追っている。妻を亡くし、娘がいるが、忙しいため親子の交流は少ない。そんな状況で新たな事件発生。被害者は娘の友人。交友関係から、ある男を容疑者としてマークする。

②悪役
この映画に登場する悪党は一人。陰湿な男ウォーレン(ジーン・デイヴィス)。見た目は青春映画のスターっぽいが、女性に振られると異常なほど恨んで刃物で襲う。しかもアリバイ工作や返り血を浴びないような工夫をするなど、実に悪知恵が働く奴。捕まっても証拠を残していないため実に強気。この男を無罪にしようとする弁護士(ジェフリー・ルイス)。この弁護士も立派な悪役。

③キャラ
異常者に襲われるレオの娘ローリーを演じるのはリサ・アイルバッハー。新人刑事マッカーン(アンドリュー・スティーブンス)は「法の秩序」を尊重するキャラ。ブロンソン主演『必殺マグナム』でブロンソンの相棒刑事役を務めたロバート・F・ライオンズは検事役。無名時代のケリー・プレストン、美しい姿を見せる女性陣にも注目。

④演出
ブロンソンが戦う相手は一人。ちょいと物足りないような気もしますが、その敵はなかなかの知能犯。「相手に不足はなし」といったところ(かもしれない)。レオが狡猾な男をいかに追い詰めるか、が見せ場。派手なアクション作ではありませんが、「心理」をうまく表現した演出になっています。

4.感想
サスペンス・アクション映画。大勢の悪党を始末してきたブロンソン。わかりやすい悪党たち、証拠を残しまくる悪党たち。今回の敵は用意周到で証拠を残さない陰湿な殺人者。敵が一人ということでブロンソンの映画にしては比較的地味な印象の作品。こざかしい異常者をブロンソンが始末する場面に注目。一押しキャラはブロンソン相手に一歩も引かない演技を見せるリサ・アイルバッハー(『ビバリーヒルズ・コップ』ではエディ・マーフィ演じる「アクセルフォーリー」の幼なじみの役)。取り調べのシーン、法廷のシーン、尾行シーン、屋外を全力疾走する異常者、ラストシーンが見せ場のスリリングな映画です。
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