「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『必殺マグナム』(1986年:チャールズ・ブロンソン、キャリー・スノッドグレス)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」飲んだくれ刑事が異常者に逆恨みされて対決するアクション映画。執念深い女、口汚い女、卑劣な裏切り者、泣き虫なギャング、気の毒な元刑事に注目です。

1.ストーリー
飲んだくれ刑事が異常者にワナを仕掛けられてしまう。

2.キャスト
チャールズ・ブロンソン(刑事)
キャスリーン・ウィルホイト(窃盗犯)
ロバート・F・ライオンズ(刑事)
キャリー・スノッドグレス(異常者)

3.注目のシーン
①主役
ブロンソン演じる刑事「ジャック・マーフィー」は冴えない飲んだくれ。妻と別れて落ち込む日々。妻が新しい男とイチャついてるところを見てさらに落ち込んだり、ギャングによる事件を捜査したり、車泥棒の女を追い掛けたり。次から次へといろんなことが起こる忙しい生活。

②悪役
ネタバレを避けるため大きな悪役だけ紹介。一人はギャングのフランク・ビンチェンゾ。弟をマーフィーに撃たれて復讐を企む。もう一人は異常者フリーマン。かつてマーフィーに逮捕されたことを異常に逆恨み。「敵」と見なした相手を執念深くつきまとい、異常な手段で報復するタイプ。自分をワナにハメた敵の正体がわからないマーフィー(映画を観てる方にはわかります)。マーフィーが敵を調査するシーンもこの映画の見せ場。

③キャラ
いろんなキャラが登場。一番目立つのは自動車窃盗犯のアラベラ・マギー(キャスリーン・ウィルホイト)。手錠でマーフィーとつながっているため一緒に警察署から逃走。実に口汚い女で、マーフィーと悪口の言い合い。他にも、マーフィーを心配する相棒刑事アート(ロバート・F・ライオンズ)、マーフィーにイヤミを言う同僚エド、元刑事のベン、など。キャスリーン・ウィルホイトはフィービー・ケイツ『プライベイトスクール』でもおなじみ。

④アクション
ブロンソンが活躍する映画。容疑者を追跡したり、捕らえたり。悪党は当然のように痛めつけられる。この作品では悪女がやりたい放題。そんな女を相手にブロンソンはどう戦うのか? レストランに車が突っ込むカースタント、銃撃戦、素手で敵をぶっ飛ばすシーンにも注目。

⑤笑い
マーフィーの法則」なんてのが出てきます。ジャック・マーフィーの場合は「邪魔するな」というもの。悪党にはとことん強いマーフィー。邪魔する奴をヒドイ目に遭わせます。マーフィーとアラベラの悪口の言い合いにも面白いセリフがあります。

4.感想
これまでいろんな敵と戦ってきたブロンソン。今回は異常な女、ギャング、裏切り者と対決。コミカルなシーンもあれば、シャレにならんシーンも。『必殺マグナム』というタイトルでは内容がわかりにくい。マーフィーの別れた妻が射殺され、容疑者になってしまうマーフィー。留置所から逃走したマーフィーとアラベラがワナにハメた奴を捜す、というサスペンスな内容。異常者の女はイカレているわりには用意周到に犯罪を犯す厄介な奴。ギャングは規模が大きいのか小さいのかわからない組織。アクション(空港での銃撃戦、留置所からの逃走劇、納屋での戦い)、シリアスなシーン(裏切り者の末路、最後の対決)、楽しいシーン(急所を蹴られるブロンソン、お楽しみのところをマーフィーに邪魔されて痛めつけられるギャング)に注目のハードな傑作です。
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