「鉄板映画：人気スター映画のブログ」新聞記者がナゾの事件を取材するサスペンス・アクション映画。田舎町で事件。背景に宗教、兄弟の確執、企業の買収が。「事件の真相」に注目です。
１．ストーリー
新聞記者がある事件を取材するが・・・。
２．キャスト
チャールズ・ブロンソン（新聞記者）
ジェフ・コーリー（宣教師）
ジョン・アイアランド（地主）
トリッシュ・ヴァン・ディヴァー（新聞社オーナー）
ジーン・デイヴィス（悪役）
３．注目のシーン
①主役
ブロンソン演じる新聞記者「ガー・スミス」が主役。なかなか顔が広いスミス。警察署長と顔なじみ。陰惨な事件が発生し、署長と共に現場へ。被害者の遺族に深く同情するスミスは関係者を取材することに・・・。
②悪役
女性や子供を襲った卑劣な二人組が悪役。そして、この二人を動かす真の黒幕。この黒幕は何者で、何の目的で幼い子供まで二人組に襲わせたのか？ 「二人組」の一人を演じるのはブロンソン『真夜中の野獣刑事』でも悪役を演じたジーン・デイヴィス。「青春スター」っぽいハンサムな役者なのにイカレた犯罪者、卑劣な犯罪者役。役に恵まれない男。
③キャラ
「ガー・スミス」を中心に進むストーリー展開。被害者の遺族オービル、オービルの父ウィリス・ビーチャム（ジェフ・コーリー）、ウィリスの弟ゼイナス・ビーチャム（ジョン・アイアランド）。スミスと事件について意見交換する警察署長ドイル、スミスの同僚である女性記者ジョー、スミスの取材に協力して危険な目に遭う新聞社オーナー（トリッシュ・ヴァン・ディヴァー）。ドイルの市長選出馬をバックアップするフォックス、大金持ちのパイク夫妻、慈善家のオバサン。この中に黒幕がいます。
④アクション
事件の謎を追うスミス。黒幕にとっては邪魔な存在。スミスが敵に襲撃されるシーンが見せ場。ウィリスとゼイナスの身内同士の銃撃戦（ブロンソンが撃つシーンは無し。残念）、カースタント（タンクローリーの襲撃）、スミスがトイレで殺し屋に襲われるシーン、ドイルの市長選資金パーティーでスミスが殺し屋をしばくシーン、ほか。
４．感想
サスペンスな内容。「モルモン教の独特な信仰」などの演出を入れながらスミスが事件の真犯人を追う映画。黒幕は実に卑劣な奴。自分の利益のため女性と子供まで犠牲にするような奴。人として許せん、ということでスミスが一人で徹底的に黒幕を追う。閉鎖的な田舎町が舞台。よそ者を嫌う住民。そんな状況でスミスが危険な目に遭ったり、逆襲したり。そんなシリアスな雰囲気の中、イカレた説教をする宣教師のウィリス（目がヤバイ感じ）が突然ひっくり返る珍シーンも。「スミス」というキャラ、アクション、ラストに明かされる事件の真相に注目の映画です。
トリッシュ・ヴァン・ディヴァー：刑事コロンボ「秒読みの殺人」ほか。
（YouTube）
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