「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

名作映画全集。ジャンルを問わず多くの作品を紹介。全記事無料です。

鉄板映画:『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』(1997年:ピアース・ブロスナン、ミシェール・ヨー)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」MI6のジェームズ・ボンドが「情報の力」で世界支配を企む男と対決するスパイ映画。悪役の珍作戦、ミシェールのアクションに注目です。

1.ストーリー
MI6(イギリス情報局秘密情報部)のエージェントが「テロと報道」で世界を荒らす「メディアの帝王」を追う。

2.キャスト
ピアース・ブロスナン(MI6)
ジュディ・デンチ(MI6)
デスモンド・リュウェリン(MI6)
ミシェール・ヨー(謎の女)
ゲッツ・オットー(殺し屋)
ジョナサン・プライス(メディア王)
ジョー・ドン・ベイカー(CIA)

3.注目のシーン
①主役
MI6のジェームズ・ボンドピアース・ブロスナン)。ロシア国境で行われているテロリストの武器取引に潜入。破壊工作、脱出。その後、南シナ海で英国戦艦が沈没した事件を調査する任務。

②悪役
「メディアの帝王」エリオット・カーヴァー(ジョナサン・プライス)。自らテロを起こしてそれを「速報」として報道し、世界を手玉に取ろうとする男。英国戦艦沈没事件はこの男の仕業。手下に殺し屋スタンパー(ゲッツ・オットー)。スタンパーの「師匠」にあたる法医学者カウフマン(ヴィンセント・スキャベリ)も陰湿な手段でカーヴァーの野望に手を貸す。

③キャラ
ボンドの行く先々に現れる謎の女ウェイ・リン(ミシェール・ヨー)。彼女の正体と目的は? おなじみ「道具屋」のQ(デスモンド・リュウェリン)、ボンドに協力するCIAのウェイド(ジョー・ドン・ベイカー)にも注目。

④アクション
小賢しいだけのカーヴァーはボンドと戦うにはちょいと迫力不足。スタンパーが暴れるシーンに注目。テロリストの取引を粉砕するオープニング、カーヴァーの研究所・ホテル・駐車場での戦い(ロケット弾付きBMWが活躍)、ボンドとリンがサイゴンで手錠のまま逃走して敵に追われるシーン、カーヴァーの工作船での戦闘、ほか。

4.感想
さらにアクション色が強くなったシリーズ第18弾。ジャッキー・チェン『ポリス・ストーリー3』で有名なミシェール・ヨーが登場。今回のボンドの敵は「メディア王」。テロを起こして世界を手玉に取ろうとする男。イカれた野望に取り憑かれて自分が見えなくなっている身の程知らずな奴。ボンドがその野望をくじく戦いを見せる。ウェイ・リンは男たちを蹴り倒す勇ましさ。その分、Mやマニーペニーのようなアクションにからまないキャラは影が薄い感じ。しかし「道具屋」Qは相変わらずの存在感(新車(BMW)に保険を勧めるオッチャンのフリしてボンドに接触するシーンが楽しい)。DVDにはメイキング(45分)などが収録。ボンド、ウェイ・リン、Q、BMWに注目の傑作です。

YouTube

--------------------------------------
Amazonショッピングサイトへのリンクです。
007/トゥモロー・ネバー・ダイ [Blu-ray]

この続きはcodocで購入