「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『裸の銃を持つ男』(1988年:レスリー・ニールセン、ジョージ・ケネディ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ロサンゼルス市警が「ヘロイン事件」「女王暗殺計画」を追うコメディ映画。連発される大ボケギャグ、ソックリさん、悪役が楽しい。

1.ストーリー
ロス市警の刑事が「エリザベス女王暗殺計画」をドジりながら阻止しようとする。

2.キャスト
レスリー・ニールセン(刑事)
ジョージ・ケネディ(刑事)
O・J・シンプソン(刑事)
プリシラプレスリー(商人の秘書)
リカルド・モンタルバン(商人)
アル・ヤンコビック(チョイ役)

3.注目のシーン
①ソックリさん
裸の銃を持つ男』シリーズの第一弾。このシリーズの特徴は「有名人のソックリさん」&「映画のパロディ」。パロディの方は正直、それほど面白くはない(と思う)。「ソックリさん」は実に楽しい。エリザベス女王、イランのホメイニ、PLOアラファトウガンダのアミン、リビアカダフィソ連ゴルバチョフといった「世界の要人」のソックリさんが登場。中にはソックリさんといえどもおちょくったらヤバイんじゃない? と思うような人物も。

②主役
レスリー・ニールセン演じる大ドジ刑事「フランク・ドレビン」が主役。自然にドジる天然な男。騒動を自分で大きくしたり、自分が騒動を起こしたことに気付かなかったりする大ボケぶり。ケガ人にデリカシーのない言葉をかけたり、人が大事にしているものをぶっ壊したり。悪気が全くないのが逆に始末が悪い。

③登場人物
ジョージ・ケネディ演じる刑事「エド」。フランクの良き理解者。何かをモグモグ食べるシーンが妙に印象的。O・J・シンプソンは刑事「ノードバーグ」。そのまんま東みたいな表情でドジる。犯罪者を摘発しようと船に乗り込むシーンが傑作。プリシラプレスリーは「ジェーン」。フランクが一目惚れするほどの「いい女」。リカルド・モンタルバン演じる商人「ルドヴィグ」が今作の悪役。マトモな商売人のフリしてテロリストと手を組んだりしているトンデモない奴。他にも個性的キャラがいっぱい。好みのキャラを見つけるのもこの映画の楽しみの一つ。

④演出
いちいちギャグが挿入される映画。その必要がない場面でもギャグ。面白いギャグもあれば、しょーもないギャグも。ノードバーグが怪しい船で撃たれまくるシーン、フランクがルドウィグの部屋を台無しにするシーン&「裸の銃」を持つシーン、エリザベス女王アメリカ到着歓迎パーティーが特にオススメ。

⑤恋愛
シリーズ三作を通して登場するのがフランク&ジェーンが愛し合うシーン。映画のパロディの形で「二人の愛」が表現されています。性格が違う二人。くっついたり、別れたり、ケンカしたり。三作目のラストにも注目。

4.感想
コメディ映画にもいろんなタイプがありますが、これは「ドジ系コメディ」。ヘタするとわざとらしい感じになってウケなかったりするタイプのコメディ。レスリー・ニールセンジョージ・ケネディは大ベテランの大物俳優。一流の役者はコメディもできる、ということで爆笑コメディになりました。フランクがドジって上司がツッコむ。漫才の基本パターンもキッチリ入っています。他にも、ソックリさん、映画パロディ、微妙な空気で笑わせる高度なギャグ、など。世界で一番面白いコメディ映画。原題は「The Naked Gun」。本当に「裸の銃」を持つシーンがあります。ジェーン役のプリシラプレスリーはあのエルビスの妻だった人(スゴイ色気)。怪しい実業家ルドウィグを演じるリカルド・モンタルバンは『新・猿の惑星』『猿の惑星・征服』でも有名。大ボケな人が次々に登場。一回目はストーリーを楽しむ。二回目は(画面の隅っこの方まで見ていないと気付かないような)細かいギャグを探しながら見るのがオススメ。テーマ曲も有名。何回観ても楽しめる傑作です。

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