「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『ベスト・キッド2』(1986年:ラルフ・マッチオ、パット・モリタ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ミヤギが故郷のオキナワで昔のライバルに挑発される。ダニエルと不良の対決、オリエンタルな演出に注目です。

1.ストーリー
父の危篤を知ったミヤギが故郷のオキナワに帰るが、かつてのライバルから決闘を申し込まれてしまう。

2.キャスト
ラルフ・マッチオ(高校生)
ノリユキ・パット・モリタ(日本人)
マーティン・コーヴ(コブラ会:師範)
タムリン・トミタ(オキナワの女性)
ユウジ・オクモト(オキナワの不良)
ダニー・カメコナ(オキナワの名士)

3.注目のシーン
①主役
パート2。前作に続いてダニエル(ラルフ・マッチオ)とミヤギ(ノリユキ・パット・モリタ)を中心に話が展開。ミヤギの父が危篤。ダニエルと共に故郷のオキナワに帰るが、町はすっかり変わってしまっている。オキナワを仕切る男サトウ(ダニー・カメコナ)による開発が原因。ミヤギとサトウには過去の因縁がある。

②悪役
ある理由でしつこくミヤギを恨み続けるサトウ。甥のトグチ(ユウジ・オクモト)を使って、ミヤギに嫌がらせしたりする。

③キャラ
ミヤギの父(ミヤギとサトウに和解を求める)、ダニエルと親しくなるヒロイン(タムリン・トミタ)、ミヤギの元恋人ユキエ(ノブ・マッカーシー)。オキナワに行く前のシーンでは前作の続きで「コブラ会」道場主クリース(マーティン・コーヴ)が登場(ミヤギと対決)。

④アクション
カラテを見せるシーンに注目。ダニエルが6枚の氷の板を割れるかどうかをトグチと賭けるシーン(ミヤギは「成功」に大金600ドルを賭ける)、ラストのダニエルとトグチの対決が主な見せ場。

⑤演出
オリエンタルな雰囲気が楽しめる映画(日本語で描かれた看板、など)。しかしながら、この映画は沖縄ではロケされていない(だからカタカナで「オキナワ」と表現することにしました)。

4.感想
続編はミヤギの話。カラテの達人ミヤギ。こんな強い人にどんな過去が? というのは興味深いところ。父の危篤でオキナワに帰ったミヤギが因縁のサトウからしつこく挑戦され、ミヤギが故郷を離れた理由が明らかに。オキナワを仕切るサトウ。カネ持ちの一族で、ミヤギの村をボロボロにした男。かつてミヤギとサトウはある理由で決闘することになったが、ミヤギはアメリカへ。黙ってオキナワから去ったミヤギを「卑怯者」呼ばわりするサトウ。帰ってきたミヤギと決着をつけようとする。カネ持ちなのに心が貧しいサトウ。昔のことでいつまでも人を恨む。相手が逃げたんだから「勝ち」でいいじゃないか、とも思いますが、逃げられたことが屈辱の様子。サトウと甥のトグチが一緒になってミヤギ&ダニエルを挑発。いよいよミヤギとサトウが対決か、と思ったら・・・。このシリーズってツッコミどころが多くて困る。結局、じいちゃんのミヤギと未熟者の高校生が主役だから、「?」と思うようなシーン、演出が多くなる。しかしながら見せ場は盛りだくさん。冒頭のミヤギと「コブラ会」道場主クリースの対決、日本的な演出(日本人街の様子。看板など)、ダニエルと6枚の氷の板、盆踊り大会場での決闘、など。ちょっぴり肩すかしな場面もある傑作。カラテ、キャラクター、微妙なヒロイン(タムリン・トミタ)、「オキナワ」に注目です。

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