「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ミヤギのカラテで女子高生が立ち直っていくドラマ映画。じいちゃんのミヤギ&女子高生の組み合わせが面白い作品です。
1.ストーリー
両親を失って絶望する女子生徒がカラテで立ち直ろうとする。
2.キャスト
ノリユキ・パット・モリタ(日本人)
ヒラリー・スワンク(女子高生)
クリス・コンラッド(友人)
マイケル・カヴァリエリ(男子生徒)
マイケル・アイアンサイド(軍人)
3.注目のシーン
①主役
シリーズおなじみのミヤギ(ノリユキ・パット・モリタ)。日系アメリカ兵の式典に出席。亡くなった戦友の未亡人と語り合うが、彼女は孫娘ジュリー(ヒラリー・スワンク)のことで悩んでいる。両親を事故で亡くして気が荒れているジュリーをどうすれば立ち直らせることができるのか?
②悪役
青春モノ映画なので極悪人は登場しません。ジュリーにしつこむからむ男子生徒ネッド(マイケル・カヴァリエリ)、軍人でありながら学校で生徒指導を担当するドゥーガン(マイケル・アイアンサイド)。
③キャラ
孤独なジュリーを理解する同級生エリック(クリス・コンラッド)。他には、ミヤギ&ジュリーがお世話になる坊さんたち、ミヤギを接客するブティックの店員、など。
④アクション
ラストの「ジュリー vs. ネッド」「ミヤギ vs. ドゥーガン」がオススメ。ガソリンスタンドでミヤギとジュリーがチンピラにからまれるシーンにも注目。
⑤演出
どこかコミカルな映画。じいちゃんのミヤギと高校生ジュリーの「年の差コンビ」という設定が笑いを生みます。学校でのミヤギとドゥーガンのかみ合わないトーク、ミヤギが着替え中のジュリーを見てしまうハプニング、寺で修行するジュリー(シリーズおなじみ「ワックスがけ」も)、ブティックでのミヤギと店員のトーク、坊さんの「禅ボーリング」、といった珍シーンが面白い。
4.感想
シリーズのパート4でラスト。「ダニエルさん」が降板して女子高生ジュリーが登場。ジュリー役は後に『ミリオンダラー・ベイビー』に出演して「アカデミー主演女優賞」を獲得するヒラリー・スワンク。『ベスト・キッド4』は彼女の初期の出演作。スラリとした体型でジーンズが良く似合う。しかしながら、ヒットしなかった映画(女子高生が主役であること、アクションがやや低レベルだったこと、が原因と思われます)。実際、カラテのシーンではミヤギの方が目立っていますし、コミカルなシーンでもミヤギや坊さんの方が目立ってます。ジュリーは両親を事故で亡くして気が荒れている状況。家族でも手に負えないので、ミヤギがジュリーと暮らすことに(女子高生がよそのじいさんと一緒に暮らす?)。ジュリーはカラテを習ったことがあるため、ミヤギの強さを知ってカラテを再び習うことに。「落ち込む女子高生が立ち直る」という映画なので大袈裟な敵は出てきません。シリーズ四部作のラスト。最後においしいところを持っていくミヤギ。一作目では「ミヤジ」、二作目では「マイアジ」なんて呼ばれてたミヤギ。このシリーズはやっぱりこの人が主役。アクション、ほのぼのした珍シーンが楽しめる作品です。
(YouTube)
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