「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『ロボコップ』(1987年:ピーター・ウェラー、ロニー・コックス)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」死んだ警官の体で作られた「ロボコップ」が悪党たちと対決する近未来アクション映画。「ロボコップ」のパワー、未来の描写、悪役に注目。

1.ストーリー
ロボコップ」が因縁の悪党たちを追跡する。

2.キャスト
ピーター・ウェラー(警官)
ナンシー・アレン(警官)
ロバート・ドクィ(巡査部長)
カートウッド・スミス(悪党)
ロニー・コックス(専務)

3.注目のシーン
①主役
近未来のデトロイトが舞台。警察業務が民営化。「オムニ社」が警察を所有、監督している状況。ピーター・ウェラー演じる警官「マーフィー」。町の凶悪犯クラレンス一味を追い込んだマーフィーと相棒のアン・ルイス(「ラ・セゾン」の人ではない)だが、逆にマーフィーが乱射されてしまう。そして「ロボコップ」として復活。ボディはチタン合金でできている。

②悪役
町の悪党「クラレンス」を演じるのはカートウッド・スミス。独特の悪役顔(失礼?)。『ランボー3/怒りのアフガン』ではランボーをアフガンでの任務に誘うアメリカ大使館員の役(他、『暴走特急』『ブロークン・アロー』『ディープ・インパクト』など)。この作品では「ならず者」たちを率いて町を荒らす役どころ。クラレンスの一連の犯行には黒幕がいる。

③キャラ
マーフィーの勇ましい相棒「アン・ルイス」を演じるのはナンシー・アレン(『キャリー』ほか)。「リード巡査部長」役はロバート・ドクィ(リチャード・プライアーみたいな顔)。「オムニ社」の専務「ジョーンズ」役はロニー・コックス(『ビバリーヒルズ・コップ』での「ボゴミル警部補」役で有名な人で、今回はその時とは全然雰囲気が違う冷酷な役どころ)。

④アクション
ロボコップが戦うシーンが迫力。銃で正確に敵を仕留めるシーン、コンビニ強盗の銃を折り曲げるシーン、クラレンス一味との銃撃戦、ロボット同士の対決、など。クラレンスらが暴れるシーン、カーチェイス、治安ロボ「ED209」が起動するシーンも見せ場。

⑤笑い
とっても強いロボコップ。普通の敵なら軽く制圧してしまう。アッサリ勝利するので逆に笑ってしまうほど。「ED209」が階段でコケてジタバタするシーンもユーモラス。

4.感想
「荒れた近未来」を描いた映画。アクション映画だから仕方がありませんが、「近未来を描いた映画」って悲惨なのが多い。テクノロジーは進化。でも人間はそれについていけず、脱落して犯罪者になったりする。ロボコップが活躍するシーンが見せ場の映画ですが、「戦闘ロボットが活躍する世界」はかなり悲しいものがあります。演出が面白い映画。ロボコップの活躍シーンの合間にニュース&CMが入ります(「ニュース」は悲惨な事件や事故、「CM」では下品な男が登場)。大企業での出世争いも見せ場。ロボコップの見た目や動きが『ウエストワールド』のユル・ブリンナーに似ているような気もする作品。DVDにはメイキング&未公開シーンを収録。アクション、人間関係、個性的な演出に注目の映画です。
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