「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『ロボコップ2』(1990年:ピーター・ウェラー、ナンシー・アレン)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」あの「ロボコップ」が再び。ロボット化した町の悪党と対決する近未来アクション映画。ロボ同士の対決、特撮に注目です。

1.ストーリー
「オムニ社」が町の悪党をロボット化して大混乱が起こる。

2.キャスト
ピーター・ウェラー(警官)
ナンシー・アレン(警官)
ロバート・ドクィ(巡査部長)
トム・ヌーナン(悪党)
ダン・オハーリー(会長)

3.注目のシーン
①主役
前作に続いてピーター・ウェラーが「ロボコップ」役。圧倒的パワーのロボコップ。しかしながら敵もさるもの。重武装して、何とロボコップに圧勝。ロボコップの所有者である「オムニ社」は旧タイプのロボコップよりも「2号」の開発に力を入れたい様子だが・・・。

②悪役
町では薬物が氾濫。デトロイトでは女、子供までが犯罪に走る有様。「全ての悪」を仕切っているのはケイン(トム・ヌーナン)という男。見た目はサエないが、妙なカリスマ性と残酷さで手下を掌握。手下には重武装した荒っぽい連中だけではなく、女やナマイキな少年もいる。

③キャラ
前回に続いて登場する「アン・ルイスナンシー・アレン)」は「ロボコップ」ことアレックス・マーフィの相棒だった女警官。今回は「オムニ社」の内部対立も見せ場。「オムニ社」の会長(ダン・オハーリー)、役員のジョンソン(フェルトン・ペリー)、ファックス心理学博士(ベリンダ・バウアー)。野心家のファックスが「ロボコップ2号」開発計画で妙に出しゃばる。それが面白くなさそうな他の役員(特にジョンソン)の表情に注目。

④アクション
カーチェイス、銃撃戦がこの映画最大の見所。ケイン一味の暴れっぷり。応戦するロボコップ。そして、ロボコップ同士の対決。今見るとチャチな感じもするロボットの動き。しかしながら、メタリック感があり、それがコミカルな感じで実に個性的。

⑤笑い
妙におかしいのがロボコップの動き。特に歩き方。この映画は激しい銃撃戦など過激なシーンが多い。そのため、面白い動きを見せたり、前作のようにニュースやCMを入れる演出によって映画を和やかな雰囲気にしています。デトロイトのキューザック市長(ウィラード・E・ピュー)も個性的。「オムニ社」会長をののしるシーン、ロボコップ2号にビビるシーンに注目。また「オムニ社」が「ロボコップ2号」開発に失敗するシーン、トラックにはねられても平気なロボコップ、も笑える演出。

4.感想
今回は「ロボコップ vs. ロボコップ」。どんな戦いになるか? 意外に弱いロボコップ。動きが鈍いため、パワフルな武器でしてやられる。「ロボット」というより「人間」に近いのがロボコップのいいところであり、弱いところ。気になる悪役が。異常にナマイキな少年。年上や警官にもエラそうな口の利き方。実に小賢しい悪党。観ていてかなりイラつくキャラ。結局、このパート2はロボコップの活躍を楽しむ映画。個人的には表情豊かな「キューザック市長」がお気に入り。技師役であのツィ・マー(ジャッキー・チェンラッシュアワー』ほか)がチョイ役出演。激しい銃撃戦が迫力のパート2です。
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