「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『ロボコップ3』(1993年:ロバート・ジョン・バーク、リップ・トーン、マコ岩松)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」完結編。あの「オムニ社」が日本企業に買収され、「ロボコップ vs. 日本人ターミネーター」が展開される。マコ岩松にも注目です。

1.ストーリー
「オムニ社」がデトロイトに「デルタシティ」なる新しい町を建設するため、住民を武力で弾圧する。

2.キャスト
ロバート・ジョン・バーク(ロボコップ)    
ナンシー・アレン(警官)
ジョン・キャッスル(傭兵)
ブルース・ロック(ターミネーター
マコ岩松(日本人)    
リップ・トーン(オムニ社CEO)

3.注目のシーン
①主役
パート3で完結編。主役はロボコップ&オムニ社に抵抗する民衆。ピーター・ウェラーが降板してロボコップ役はロバート・ジョン・バーク。でも無表情な役だからウェラーとあまり変わらない。今回のロボコップは「空を飛ぶ」のが特徴。

②悪役
前作でやらかして大赤字になった「オムニ社」。日本の「カネミツ商会」に買収されてしまう。カネミツの指導の下でオムニ社はデトロイトに「デルタシティ」を建設することに。そのため住民を町から追い出し、荒れた町をぶっ壊す計画。実行するのはオムニ社に雇われた傭兵軍団「リハッブ隊」。隊を率いるのはマクダゲット隊長(ジョン・キャッスル)。荒っぽいリハッブ隊が今回の悪役だ。

③キャラ
「カネミツ商会」の「カネミツ」を演じるのはマコ岩松ブルース・リージャッキー・チェンアーノルド・シュワルツェネッガーとの共演でおなじみ)。「カネミツ商会」がロボコップ対策として送り込んだ日本人ターミネーター「オートモ(ブルース・ロック)」。「オムニ社CEO」役でリップ・トーンスティーブ・マックイーンシンシナティ・キッド』、『メン・イン・ブラック』シリーズ)。「オムニ社の常務」ジョンソン役でフェルトン・ペリー。他に、メカにやたら詳しい少女「ニコ(レミー・ライアン)」、「巡査部長リード(ロバート・ドクィ)」、勇ましい女警官「アン・ルイスナンシー・アレン)」。フェルトン・ペリー、ロバート・ドクィ、ナンシー・アレンはシリーズ三部作全てに出演。

④アクション
相変わらずの強さを見せるロボコップ。しかし「リハッブ隊」の猛攻撃で負傷。そして秘密兵器で挽回。銃撃戦、カーチェイス、「ロボコップ vs. 日本人ターミネーター」が大きな見せ場。「リハッブ隊&パンク集団」と「デトロイト警察&抵抗軍」の市街戦もなかなかの迫力。

⑤笑い
一作目からコミカルな演出が見られた『ロボコップ』シリーズ。今回も大いに笑いを取りに行く演出。リハッブ隊の攻撃でダメージを受けたロボコップ(前のめりにバッタリ倒れる)。逃走するマクダゲットを追うロボコップ。ポン引きおじさんの品のない車を頂戴して追跡(ポン引き車がボロボロになって最後にはオープンカーに)。他にも、なぜか少女ニコがロボットに詳しかったり(戦闘ロボット「ED209」にも注目)、オムニ社のエラそうな治安係の男がアッサリ解雇されたり、といったツッコミどころや風刺のシーンもあります。

4.感想
アクションと演出を見せるシリーズ最終作。あのオムニ社が買収されてしまうとは。リップ・トーンが「オムニ社CEO」役をアタフタと好演。最大の見せ場は「ロボコップ vs. 日本人ターミネーター」。でもツッコミどころが多い戦いだった(ような気がする)。日本人ターミネーター「オートモ」を演じるのはブルース・ロックとかいう人。日本人じゃないんかい、という気もしますが、一切しゃべらないセリフ無しの役どころ(アジア系ならOK、ということですかね?)。アクション映画ですが、内容的にはコメディ。シリーズおなじみの「ニュース&CMが挿入される演出」は今回も健在。悲しい別れのシーンもありますが、ロボコップの活躍を楽しむ娯楽作です。

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