「鉄板映画:人気スター映画のブログ」シリーズ二作目。カネ持ちの豪邸で起こった事件をクルーゾー警部が捜査する。ケイトー、ドレフュスが初登場する作品です。
1.ストーリー
あるカネ持ちの豪邸で事件が起こる。
2.キャスト
ピーター・セラーズ(警部)
エルケ・ソマー(メイド)
バート・クウォーク(使用人)
アンドレ・マランヌ(巡査部長)
ハーバート・ロム(本部長)
3.注目のシーン
①主役
ジャック・クルーゾー警部(ピーター・セラーズ)。富豪バロン(ジョージ・サンダース)の豪邸で運転手が死亡する事件発生。捜査を担当するクルーゾー。警察は犯行現場にいたメイドのマリア(エルケ・ソマー)を疑うが・・・。
②悪役
事件の犯人。その正体がラストまでわからないのもこの映画の見せ場。
③キャラ
エルケ・ソマー演じる「マリア」は「60年代」を感じさせる髪型、ファッション(当時の「おしゃれな女性」のイメージ)。この作品から登場するクルーゾーを憎悪するドレフュス(ハーバート・ロム)、ドレフュスの部下フランソワ(アンドレ・マランヌ)、クルーゾーを襲う使用人ケイトー(バート・クウォーク)。後の作品でおなじみになる彼らの役どころ、キャラ設定に注目。
④演出
『ピンク・パンサー』シリーズの一つですが、ダイヤ「ピンクパンサー」は関係なし。音楽もあの曲とは違います。クルーゾーのドジっぷりが前作よりスケールアップ(噴水に落ちる、ズボンを破る、犬に追いかけられる、など)。発音もヘン。
4.感想
ピーター・セラーズのドジり芸、サスペンス&事件の真相、個性的な演出を楽しむ映画。富豪の豪邸で起こった事件をクルーゾー警部が捜査する話。わざとらしいほどドジるクルーゾー。しかし、強運の持ち主。結果オーライで事件を解決。この作品から、ドレフュス、フランソワ、ケイトーが登場。エルケ・ソマーはいかにも「60年代の女性」といった感じ。ヨーロッパ風のキャンプ場、バロンとクルーゾーのビリヤード対決も楽しい。事件の犯人が最後まで謎の傑作。前作『ピンクの豹』とはストーリー的につながってはいませんが、シリーズの一作目にあたる前作を観てからこの作品を鑑賞することをオススメします。
(YouTube)
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