「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『スティーブ・マーティン サタデーナイトライブ』(VHSビデオ:ビル・マーレイ共演)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」人気番組の面白いところだけを集めたビデオ集。コント、歌、トークの内容。面白いネタ、全く面白さがわからないネタに注目です。

1.注目のシーン
①人気番組
伝説のコメディ番組「サタデーナイトライブ」。ダン・エイクロイドジョン・ベルーシエディ・マーフィなどが活躍。今回紹介するのはスティーブ・マーティン出演のコントやトークをまとめたビデオ。正直なところ、それほど面白くはなかった。ネタが古い、オーバーアクション、そもそもがつまらん、など。当時はウケたんでしょうか?

②それなりに面白かったネタ
チェコのダサい兄弟(部屋にアメリカギャルを招いてお楽しみ)、中世の医者(デタラメな治療で患者を死なせるブラックなネタ)、未来ニュース(霊能力者たちが未来に起こることを予想する)、警備員(法王が滞在する建物を黒人の警備員が通行チェックする)、スペイン語教師(男がある夫婦の家にいきなり入ってきてスペイン語をタダで教える)。

③つまらんかったネタ
トーク、妙なダンス・バレエを見せるシーン、ビル・マーレイ相手にマジックをするシーン(「何やってんだか」的なネタ)、科学フェア(アホみたいな学生たち)、ローマ時代の隊長(蛮族に悩まされる)、「ウキウキ」とかいうトイレグッズ(それを使うと体が宙に浮いて、汚い便座に座らなくて済むという実にくだらないネタ)、ロックの名曲誕生秘話(女性アーチストが作曲をしている間に彼氏が死亡するブラックなネタ)。

④その他
当時ウケていた「ブルース・ブラザース(エイクロイド&ベルーシ)」のステージ、ニュース形式で当時の出来事を語るシーン、「ヘイ・ユー」とかいう香水(架空の商品)のCM、人形劇なども収録。

2.感想
スティーブ・マーティンというコメディアン。正直なところ、微妙な人。私はそれほど彼の映画は観ていませんが、あんまり人を笑わせるのは得意じゃないみたい。『サボテン・ブラザース』『大災難P.T.A.』『花嫁のパパ』『12人のパパ』を観た感じでは「困ったことになって怒ったり、あせったりする姿」で笑わせるタイプ。シチュエーションコメディが得意のようです。そういう点ではビル・マーレイを困らせる「スペイン語教師」が一番良かったのではないかと。ただ、配役を変えていればもっと面白かったはず。その他のネタもやり方次第でもっと面白くなったのではないかと。わざとらしいギャグ連発のリメイク版『ピンクパンサー』でマーティンはあの「クルーゾー警部」を演じ、大いに笑いを取りましたが、これは「彼が笑わせた」というよりドジ演出が良かったからでしょうね。ハートフルな映画『花嫁のパパ』がオススメです。

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