「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ちょいとイカれた軍人が少年たちを鍛え直すコメディ映画。ナマイキな少年たちを訓練するシーン、バンバン・ビガロが楽しい。
1.ストーリー
イカレた少佐がナマイキな少年たちを指導する。
2.キャスト
デイモン・ウェイアンズ(少佐)
カリン・パーソンズ(先生)
マイケル・アイアンサイド(暴力オヤジ)
バンバン・ビガロ(いれずみ男)
3.注目のシーン
①主役
ペイン少佐(デイモン・ウェイアンズ)は筋金入りの軍人。一人で敵陣に乗り込んで敵を制圧する荒っぽい男。しかし、そんなペインも戦争が終わって平和な世の中になったら役に立たない。軍を辞めることになったが、すぐにトラブル。仕方がないので上官は彼に新しい任務を与える。ペインの新しい任務は「予備役将校訓練部隊を訓練すること」。早い話が、ある学校の少年兵を鍛える仕事だ。
②悪役
少年たちが主役のコメディなので基本的に本格的な悪役は登場しません。しかしながら、性格的に難があるキャラも。ペインが指導する少年部隊を小馬鹿にする軍人、ゴマスリ小僧、暴力オヤジなど。
③キャラ
少年たちが個性的。「軍隊コンテスト」で8年連続最下位の(ダメダメな)少年たち。中でもリーダー格のアレックス・ストーンは目立つ存在。どこか無気力でナマイキなアレックス。暴力的なオヤジ(マイケル・アイアンサイド)に悩まされているらしい。他にも、太っちょ、アレルギーのある子、耳が聞こえない子、(ボクサーの)リディック・ボウに似ている子、小さい子、など。そんな少年たちを温かく見守るのが美人のウェルバーン先生(カリン・パーソンズ)。少年たちをカウンセリングしたり、誘惑するかのような表情でペインを骨抜きにしてしまったり(スゴイ女)。
④笑い
だらけた少年たちをペインが訓練するシーンが楽しい。口答えしようもんならペインの「お仕置き」が待っています。他にも、プロレスラーのバンバン・ビガロが少年たちに頼まれてペインを学校から追い出そうとするシーン、ウェルバーンとペインがデートするシーン(早食い、懐かしの「ロボットダンス」ほか)などがオススメ。
4.感想
「個人」を尊重する時代。その分、ナマイキな奴が増えたような気がする昨今。しかし、そんな「人をナメた態度」はペイン少佐には通用しません。ナマイキかつヘナチョコな少年たち。ペインを何とかヘコませたいけど、ことごとく失敗。しかし、ある出来事をキッカケに少年たちはペインを信頼するようになっていく。気合いを入れて「軍隊コンテスト」での優勝を目指す少年たち&ペイン。その結果は? ペイン、少年たち、ウェルバーンのやりとりが楽しい映画。訓練、イタズラ、個性的なキャラたち(個人的にはウェルバーン先生、ビガロがオススメ)、少年たちの「軍隊コンテスト」が見せ場。ナマイキな少年たちが努力するようになっていく姿が美しい(かもしれない)コメディ映画。クリント・イーストウッド『ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場』の少年バージョンと言ってもいい作品。『デイモン・ウェイアンズはメジャー・ペイン』というタイトルでも呼ばれる傑作です。
Trailer (YouTube)
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