「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『ジョン・キャンディの迷探偵ハリーにまかせろ?!』(1989年:ショウニー・スミス)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」太っちょドジ探偵が資産家令嬢誘拐事件を追うコメディ映画。ドジ系ギャグが見せ場。チョイ役のジェームズ・ベルーシにも注目の傑作です。

1.ストーリー
富豪の娘が誘拐され、ドジ探偵が富豪の次女と一緒に捜査する。

2.キャスト
ジョン・キャンディ(探偵)
ショウニー・スミス(富豪の娘)
バリー・コービン(富豪)
ジェフリー・ジョーンズ(探偵事務所社長)
ジェームズ・ベルーシ(バスの乗客)

3.注目のシーン
①主役
ジョン・キャンディ演じる「ハリー・クラム」。「クラム探偵事務所」の創設者の孫であるけれど、「超」が付くほどのドジ男。今では支社の単なる一探偵として活動。そんなドジ男が資産家令嬢誘拐事件の捜査を担当することに。しかし、これはワナであり、どんくさいハリーはそれにちっとも気付かない。

②悪役
いろんなキャラが登場する楽しい映画。「一番のワル」は誰なんだろう? 誘拐を計画した奴? それとも浮気三昧のバカ後妻?

③キャラ
ドジ男ハリーが資産家ダウニング(バリー・コービン)の娘ジェニファーが誘拐された事件を追う映画。ジェニファーを救出するためハリーと行動を共にするのはジェニファーの妹ニッキー(ショウニー・スミス)。とってもキュートな笑顔で即席探偵に。「クラム探偵事務所」の社長エリオット(ジェフリー・ジョーンズ)は見た目は優秀な感じだけどかなり抜けた男。ダウニングの後妻ヘレン(アニー・ポッツ)はなかなかの浮気者でバカっぽい奴にモテるタイプの女。血がつながっていない娘たち(ジェニファー&ニッキー)とは相性が悪い。他に、ハリーをバカにする女刑事(男っぽいキャラ)、ヘレンの浮気相手(超バカ)、ダウニング家のトボケた召使い、など。

④演出
笑いのシーンの連続。特にハリーがドジるシーンが楽しすぎる。借りたばかりのレンタカーをすぐにぶつける、シュレッダーにネクタイを挟まれる、物を勝手にさわって壊す、ちっこい電話ボックスに体が挟まって抜けなくなる、変装して潜入捜査(変装して逆に目立ってる)、的外れな推理、など。ジェームズ・ベルーシは「バスでハリーに話しかけられる乗客」の役でちょっとだけ出演。

4.感想
かなりオススメの作品。ジョン・キャンディがドジ芸を見せてくれます。もう一人、オススメなのがショウニー・スミス。実にカワイイ。モデルをやっている姉に容姿で劣等感を感じている「ニッキー」を演じています。個人的には姉ジェニファーよりニッキーに好感(日本人好み?)。いろんなキャラが出てきますが、結局のところ、ハリーとニッキーに注目の映画。ハリーがドジりまくりながら事件を追い、キュートなニッキーがどんくさいハリーを援護。ちょっと変わったコンビのバディムービー。オススメのシーンは、ドジるハリー、変装して潜入捜査、ジェームズ・ベルーシ、空港での追跡劇、ほか。ヤル気はあるけど、どんくさくて、いらんことしいな性格で次々にトラブルを起こすハリーが楽しい映画。しかしながら、この映画の日本語版DVDはリリースされていません。私はVHSで鑑賞しました。中古VHSを見つけたら即入手のオススメ作です。

ジェフリー・ジョーンズ:悪役系の風貌。『ビートルジュース』『ドクター・ドリトル2』ほか。
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