「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『ドン・サバティーニ』(1990年:マーロン・ブランド、マシュー・ブロデリック)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」フツーの大学生が怪しい男に妙に気に入られてしまうコメディ映画。ちょいとしたバイトがとんでもない事件に。怪しげな食事会にも注目です。

1.ストーリー
普通の学生が怪しげな男の依頼でアルバイトをすることになったが・・・。

2.キャスト
マーロン・ブランド(怪しいボス)
マシュー・ブロデリック(学生)
ペネロープ・アン・ミラー(ボスの娘)
マクシミリアン・シェル(怪しい男)

3.注目のシーン
①怪しいボス
あのマーロン・ブランドが『ゴッドファーザー』のセルフパロディのような役で登場。映画に出てくるあの「マフィアの大ボス」そっくりの「カーマイン・サバティーニ」という男(ブランド)。実に怪しい雰囲気。一体何者なんだろう?

②主役
マシュー・ブロデリック演じる「クラーク・ケロッグ」が主役。単なる普通の学生にすぎないクラーク。ニューヨークで地下鉄に乗ろうとするが妙な男に話しかけられて、カネと荷物を盗まれる。金欠ピンチなクラーク。その詐欺師を捕まえたところ、「割のいいバイトを紹介するから」と言われて「ゴッドファーザー」みたいなカーマイン・サバティーニを紹介される。クラークが気に入った様子のサバティーニ。500ドルの報酬で「あるブツ」を「ラリー・ロンドン氏」に届ける仕事をクラークにオファー。ちょっとした使いをするだけで500ドル? クラークはサバティーニを怪しむが・・・。

③ヒロイン
ペネロープ・アン・ミラー(『キンダガートン・コップ』ほか)演じるサバティーニの娘「ティナ」。キュートな女性で、純朴な感じのクラークが気に入った様子。二人の会話にも注目。

④コメディ
大笑いさせるようなタイプのコメディではありません。「何かヤバイんじゃない?」みたいな雰囲気で笑わせるコメディ。怪しいボス。ビビる学生。シリアスな表情でボスの犯罪を追及する捜査官。サバティーニの部屋には本物の「モナリザ」(どうやって入手した?)。デパートでの大パニック、カネ持ち連中が大勢集まる怪しげな食事会。クラークがどんどんヤバイ状況になっていく展開が楽しい。

4.感想
妙なヤバそうな雰囲気にクラークが萎縮してしまう姿が面白いシチュエーションコメディ。やはり「マーロン・ブランド」と言えば『ゴッドファーザー』なんでしょうね。「ブルース・ウィリス」と言えば『ダイ・ハード』、みたいなもんかな? 「カーマイン・サバティーニ」とかいうオッチャン。何者なのか? なぜ「普通の学生」にすぎないクラークをやたらホメたりするのか? 貫禄タップリのサバティーニさんの正体と謎の行動の目的に注目。もう一人ステキなキャラが。ペネロープ・アン・ミラー。実にカワイイ人。『キンダガートン・コップ』でもその笑顔でシュワルツェネッガーをトリコにしたほど。「怪しさ」で勝負する映画。サバティーニはもちろん、周辺の人たちも怪しい。キャラ、演出が楽しい傑作です。
Trailer (YouTube)

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