「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『マシンガン・パニック』(1973年:ウォルター・マッソー、ブルース・ダーン)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」正体不明の男がバスでマシンガンを乱射し、警察が犯人を追うサスペンス映画。謎の犯人&その目的。町のいかがわしい連中にも注目です。

1.ストーリー
警察がマシンガン乱射犯人を追う。

2.キャスト
ウォルター・マッソー(刑事)
ブルース・ダーン(刑事)
ルイス・ゴセット・ジュニア(刑事)
アンソニー・ザーブ(刑事)

3.注目のシーン
①事件
謎の男がバスでマシンガンを乱射。被害者はエバンス刑事、看護士、中年男性、黒人青年など。無差別テロなのか、何らかの狙いがあっての犯行なのか?

②捜査陣
死亡した刑事エバンス。その相棒ジェイク(ウォルター・マッソー)が新しいパートナー、レオ(ブルース・ダーン)と組んで乱射事件を捜査。捜査の指揮を執るのはスタイナー警視(アンソニー・ザーブ)。その他の刑事はラリモア(ルイス・ゴセット・ジュニア)ら。

③謎
事件の手がかりを求めるジェイクら。非番だったエバンスがなぜ被害にあったのか? 二年前に迷宮入りになった事件が背景にありそうだが・・・。

4.感想
サスペンス風味の刑事モノ映画。原題が「The Laughing Policeman」。テレビでは『マシンガン・パニック/笑う警官』というタイトルで放送されたとか。タイトルだけだとコメディ映画っぽい印象を持ってしまうかもしれませんが、「笑いの要素」はほとんど無かったような気がする。非番の刑事エバンスが男を尾行し、バスで死亡。エバンスは何をしていたのか? 無差別事件が後を絶たないアメリカ(ホントに先進国?)。「犯人の狙い」は一体何だったのか? ストーリー展開と事件の真相にちょっとツッコミどころがあるような気がする内容(あまり書くとネタバレになってしまう)。いつも何かをモグモグ食べてるジェイク(「モグモグすんな」と思わず言いたくなってくるほど。その「モグモグ」はどういう意図がある演出なのか?)。レオやスタイナーといった捜査官もあまり賢い人ではなさそう(無駄口が多い、感情で仕事をする、など)。「犯人の正体と動機」が見せ場の映画ですが、個人的にはカーチェイスのシーン、サンフランシスコのいかがわしい連中(『ダーティハリー』(1971)の雰囲気)に注目。キャラクター、犯人、アクション(尾行シーン、立て籠もり事件のシーン、カーチェイスに注目されたい)が見せ場の渋い映画です。

ブルース・ダーン:『ブラック・サンデー』(1977年)では危険なテロリスト、『ザ・ドライバー』(1978年)では刑事、トム・ハンクス『メイフィールドの怪人たち』(1989年)では少佐を演じた。
アンソニー・ザーブ:独特の風貌。『地球最後の男オメガマン』(1971年)ではウイルス感染者、『007 消されたライセンス』(1989年)では麻薬王と組む悪党を演じた。

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