「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『コンドル』(1975年:ロバート・レッドフォード、フェイ・ダナウェイ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」CIAの読書分析係が命を狙われる政治サスペンス映画。大物俳優、追われる恐怖、事件の真相、ラストシーンに注目です。

1.ストーリー
暗号や文書を分析するCIAの一部門が謎の男たちに襲撃されて・・・。

2.キャスト
ロバート・レッドフォード(CIA)
フェイ・ダナウェイ(女)
クリフ・ロバートソン(CIA)
マックス・フォン・シドー(暗殺者)

3.注目のシーン
①主役
アメリカ文学史協会」なるオフィス。実は「17課」と呼ばれるCIA(中央情報局)の小さな部門。そこでは暗号の分析や文書の解読が行われている。技術屋のターナーロバート・レッドフォード)は「コンドル」というコードネームで呼ばれる「17課」の若手。食事を買いに外出していたとき、マシンガンを持った謎の男たちが「17課」を襲撃。難を逃れたターナーだけが生き残り、殺し屋に追われることに・・・。

②悪役
正体不明の殺し屋たち。そのリーダーはジョベア(マックス・フォン・シドー)というフリーランスの男。この男を雇って「17課」の職員を抹殺しようとしたのは何者なのか? また、その狙いは?

③逃走劇
CIA内部の敵と殺し屋にターナーが追われる映画。上司ですら信用できないCIA。ターナーは用心深く行動し、通りすがりの女キャシー(フェイ・ダナウェイ)の車に強引に乗り込んだり、電話を盗聴して真の黒幕を突き止めようとしたり。郵便配達人を装う殺し屋とターナーが戦うシーンもスリリング。

4.感想
ややこしい映画。謎の組織CIA。秘密作戦を遂行する政府組織のため、「何をやっているのだろう?」という目で国民から見られがち。映画に出てくるCIAは「隠れて悪いことをやっている」という風に表現されることが多い(ような気がする)。この映画もそういった「悪いCIA」を描いた内容。しかしながら、話が複雑でツッコミどころがある映画であります。あまり書くとネタバレになってしまうので、そこそこ説明。ほぼ皆殺しにされてしまう「17課」。どうやら優秀すぎて始末されてしまったらしい(そんなバカな)。しつこくターナーを始末しようとする黒幕(そもそも「17課」を抹殺する必要はあったのか?)。逃走するターナーがキャシーと恋仲に(ありえへん展開)。技術屋にしてはエラい腕が立つターナーゴルゴ13っぽい)。仕事を中途半端なところで切り上げる殺し屋(依頼されたことしかやらないポリシー。何をやったかターナーにバレているのにそれで済むかな?)。謎を残したまま劇終(鑑賞してる方はスッキリしない)。「アレコレ推理しながら映画を語りたい人」向けの作品。「CIAは本当に国民のためになる仕事をしているのか?」を問いかける内容。「マイケル・ケイン」という人が出演していますが、『ミニミニ大作戦』『勝利への脱出』『ジョーズ'87 復讐篇』のマイケル・ケインとは別人(ややこしい)。スリリングなストーリー展開を素直に鑑賞するのがオススメです。

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