「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『白熱』(1973年:バート・レイノルズ、マット・クラーク、ネッド・ビーティ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」弟を殺された男が田舎町でその真相を追うアクション映画。田舎の悪徳保安官、ピンチから脱出、カーチェイスに注目のローカルな作品です。

1.ストーリー
服役中の男が面会人から弟が殺されたと知らされて・・・。

2.キャスト
バート・レイノルズ(前科者)
ジェニファー・ビリングスリー(女)
マット・クラーク(密造酒グループ)
R・G・アームストロング(密造酒グループ)
ネッド・ビーティ(悪徳保安官)

3.注目のシーン
①主役
田舎が舞台のマイナーな作品。密造酒がらみの事件を起こして服役中のゲイター(バート・レイノルズ)。学生の弟ドニーがボーガン郡という問題のある田舎町で殺されたと知り、怒りに燃える。

②保安官
ボーガン郡を仕切るのは保安官のコナーズ(ネッド・ビーティ)。密造酒が野放しの町で、コナーズは密造グループから賄賂を受け取って潤っている。ドニーを殺した男でもある。

③潜入作戦
出所して弟の仇を討ちたいゲイター。密造酒を取り締まる財務省の役人と交渉し、早期釈放と引き替えにコナーズと密造グループの関係を自ら調査する取引を持ちかける。出所したゲイターは早速、密造酒グループのデュード(マット・クラーク)という男に接触

④アクション
70年代っぽい映画。ラストのカーチェイス、銃でゲイターが悪徳警官と対決するシーンが見せ場。

4.感想
「ヒゲ」でおなじみのバート・レイノルズが「ヒゲがない姿」で登場する作品。『白熱』というタイトル(電球みたい)。田舎町が舞台であるため、全体的に地味な印象。たぶん、予算もかかっていないと思われます。何が見せ場なのだろう? やっぱりカースタントですかね。車が「ドカン」とぶつかる、いかにも「70年代映画」といった感じの演出。ツッコミどころがいろいろ。あともう少しで釈放だったゲイターが弟が殺されたと聞いてヤケを起こして刑期延長(ワザと?)。早期釈放と引き替えに政府の密造酒取り締まりに協力することに。しかし「敵キャラ」がどう考えてもショボい。単なる田舎者の密造グループと保安官。連邦政府が乗り込めばすぐに解決できそうな事件。主人公がピンチになるのも「お約束」。カッコよく敵を倒して脱出するのも定番。畑の中をカーチェイス。「弟の復讐劇」なのに楽しそうにカーチェイスするゲイター。これはきっとカーアクションを見せたい映画なのだと思われます。「ゲイター」というキャラの個性とアクション、弟が殺された事件の真相に注目の映画です。

ネッド・ビーティ:『スーパーマン』(1978年)では悪役レックス・ルーサーの子分をコミカルに演じた。

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