「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『地底探検』(1959年:ジェームズ・メイソン、パット・ブーン、アーレン・ダール)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」学者とその弟子らが地底を調査するSF映画。スリリングな冒険&コメディな演出。地底でのトラブル、人間関係に注目の名作です。

1.ストーリー
学者とその弟子、女性らが地底を調査する。

2.キャスト
ジェームズ・メイソン(学者)
パット・ブーン(弟子)
ピーター・ロンソン(青年)
アーレン・ダール(女)

3.注目のシーン
①主役
1880年エディンバラの学者オリバー・リンデンブロック(ジェームズ・メイソン)は地理学と博物学の権威。弟子のアレック(パット・ブーン)から溶岩のプレゼント。溶岩の中には「地底への道」が書かれた垂球が。

②悪役
とっても醜い学者の世界。オリバーの手紙(地底に関する内容)を読んで、先に地底へ行こうとするゲタボルグ。オリバーの研究を横取りしようとしている。他にもオリバーの地底探険を妨害しようとする謎の者が。

③キャラ
オリバーの探険に同行する力自慢の青年ハンス(ピーター・ロンソン)、ゲタボルグの妻カーラ(アーレン・ダール)。彼らの性格にも注目されたい。

④演出
「危険な旅」をユーモラスに味付けした映画。特に、地下の描写(セット、巨大生物、断崖絶壁)が迫力。ドジを踏んで冒険がより危険になるシーンは「アドベンチャー映画あるある」な感じ。

4.感想
娯楽作。学者が地底を調査するストーリー。断言はできませんが、コレは『インディ・ジョーンズ』の元ネタでは? 岩が転がってくるなど、危機また危機。シリアスな作品かと思ったら、コミカルな演出がちょいちょい挿入され、結構ツッコミどころが(昔の映画には妙なシーンが多い。その分、個性的で楽しいものになってはいますが)。科学者が深い地下を探険。かなり険しい崖を降りて行かなければならない危険な旅。しかし、カーラはスカート姿(明らかに探険向きの衣装ではない)。地下にはいっぱいキノコが(うまいうまい、とか言いながら食う探検隊。毒キノコだったらどうすんだ?)。賢いけど意外にドジなオリバー(マジメな顔してトチる)。結局のところ、映像の迫力とコミカルなシーンを楽しむ映画。地下の描写、ストーリー展開、地下でオリバーが見たもの、結末、に注目のスリル&コミカルな傑作です。

ジェームズ・メイソン:出演作多数。『海底2万マイル』(1954年)ではネモ艦長、『夜の訪問者』(1970年)ではチャールズ・ブロンソンを脅迫する脱獄犯、『マンディンゴ』(1975年)では黒人奴隷の所有者を演じた。

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