鉄板映画：『デリンジャー』（1973年：ウォーレン・オーツ、ベン・ジョンソン）

「鉄板映画：人気スター映画のブログ」実在の犯罪者ジョン・デリンジャーを描いた実録映画。犯行を重ねるデリンジャー vs. FBI。犯行シーン、銃撃戦、人間関係に注目です。

１．ストーリー
銀行強盗専門の犯罪者ジョン・デリンジャーがFBIに追われながらも犯行を重ねる。

２．キャスト
ウォーレン・オーツ（犯罪者）
ミシェル・フィリップス（犯罪者）
ジェフリー・ルイス（犯罪者）
リチャード・ドレイファス（犯罪者）
ハリー・ディーン・スタントン（犯罪者）
フランク・マクレー（犯罪者）
ベン・ジョンソン（FBI捜査官）

３．注目のシーン
①主役
1930年代が舞台の映画。銀行強盗のジョン・デリンジャー（ウォーレン・オーツ）。仲間と共にあちこちで犯行。FBIから「社会の敵ナンバーワン」と呼ばれ、追われる。

②キャラ
デリンジャーと行動する仲間はハリー（ジェフリー・ルイス）、ホーマー（ハリー・ディーン・スタントン）、ベビーフェイス・ネルソン（リチャード・ドレイファス）ら。バーで知り合った女ビリー（ミシェル・フィリップス）、一緒に刑務所から脱走した黒人リード（フランク・マクレー）も仲間に。そんな「デリンジャー一家」を執念で追うFBI捜査官メルヴィン・パーヴィス（ベン・ジョンソン）。

③アクション
銃撃戦が目立つ映画。荒っぽい「デリンジャー一家」。拳銃、マシンガン、手榴弾を使って銀行を襲ったり、FBIを迎え撃ったり。カーチェイスにも注目。

４．感想
1930年代が舞台。不景気の時代。荒っぽい強盗デリンジャー。FBIに追われながらも犯行を重ねる。そのたびに仲間を失ったり、刑務所に送られたり。刑務所を脱走してさらに犯行を続けるデリンジャー。そして・・・。犯罪者が主役のクライムムービー。互いにマシンガンで撃ち合うなど犯罪者もFBIも荒っぽかった時代。破滅型の人間たちのグループ「デリンジャー一家」。彼らの犯罪と最期。登場人物の個性、人間関係、古い時代を再現したセット、衣装、車などにも注目の作品です。なお、Blu-ray「デリンジャー日本語吹替音声収録コレクターズ版」には二種類のTV放送吹き替え音声が収録されている、とのこと（ウォーレン・オーツの声は内海賢二、小林清志）。

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ウォーレン・オーツ：西部劇で有名。遺作は『ブルーサンダー』（1983年）。
リチャード・ドレイファス：『ジョーズ』でサメ退治に行く海洋学者役で有名。
フランク・マクレー：元アメリカン・フットボール選手。貫禄のある体格のため「偉い人」を演じることが多い。『48時間』『007／消されたライセンス』『ロックアップ』『ラスト・アクション・ヒーロー』ほか。
ジェフリー・ルイス：クリント・イーストウッドとの共演でおなじみ。娘のジュリエット・ルイスも有名。
ハリー・ディーン・スタントン：『クリスティーン』『沈黙の断崖』ほか。