「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『破壊!』(1974年:エリオット・グールド、ロバート・ブレイク)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ロサンゼルス市警の風紀課刑事が町を汚す悪党を追うアクション映画。刑事たちの執念、追跡劇、怪しい夜の町に注目の佳作です。

1.ストーリー
ロサンゼルス市警の風紀課刑事が町を仕切る悪党を追及する。

2.キャスト
エリオット・グールド(刑事)
ロバート・ブレイク(刑事)
ジョン・ローレンス(主任刑事)
シド・ヘイグ(悪党の用心棒)
アレン・ガーフィールド(悪党)

3.注目のシーン
①主役
二人の風紀課刑事キニーリー(エリオット・グールド)とファレル(ロバート・ブレイク)の仕事ぶりを描いた映画。正直なところ地味な感じもするキャスティング。たぶん、実際の刑事の普段の仕事が地味なものだからだと思われます。町の怪しい女を捕らえるのがキニーリーとファレルの仕事。しかし、そんなことばかりやっていても「本当のワル」が野放しでは町は良くならないと考えたか、二人は警察幹部とも通じている大物犯罪者にターゲットを絞る。

②悪役
キニーリーとファレルに追われるのは、様々な「いかがわしい商売」の元締めリゾー(アレン・ガーフィールド)。人相が悪すぎるボディガード(シド・ヘイグ)や武装した手下たちに守られて荒稼ぎしている。

③キャラ
ハミ出し刑事であるキニーリーとファレルの上司であり、唯一の理解者である主任刑事(ジョン・ローレンス)。中間管理職にすぎない彼は、悪党と通じている署長、何かとやらかすキニーリーとファレルの間に挟まれて困ってしまう。

④アクション
アパート・スーパーマーケットでの銃撃戦、病院での追跡劇、カーチェイスがアクション的な見せ場。

⑤演出
夜の怪しい店や女たちが雰囲気を盛り上げる映画。キニーリーとファレルが夜の店を手入れしたり、ワナと気付かず夜の女に誘われてしまったりするシーンに注目。キニーリーとファレルがリゾーを挑発するかのように付きまとうシーンはややコミカル。

4.感想
一風変わった刑事モノ映画。タイトルが『破壊!』。壮絶な「ぶっ壊しムービー」かと思いましたがそうではなく、刑事の地道な捜査を描いた映画。主人公のキニーリーとファレルは夜の町の女を捕らえる日々。警察上層部の汚職により「本当のワル」を捕らえることができない状況。元々「ハミ出し者」の二人がついに職を懸けて本物の悪党を追う。その結末は? 実際の刑事ならやらないだろうな、と思うようなシーンもちょくちょくある映画(町中で銃撃戦、放火、犯罪者を挑発、など)。キャラがやや地味な二人。犯罪者を追い込む手段、アクションシーン、女性たち(特にコーネリア・シャープ。CMで大人気の女優だったらしい)に注目の映画。DVDにはTBS 『月曜ロードショー』で放送されたときの吹き替え音声が収録されています(キニーリー:伊武雅刀、ファレル:尾藤イサオ)。

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