「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『ジャガーノート』(1974年:リチャード・ハリス、アンソニー・ホプキンス)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」謎の犯人が豪華客船に爆弾を仕掛け、海軍少佐がその解除を試みる映画。爆弾処理のシーン、船内に漂う緊迫感に注目の佳作です。

1.ストーリー
豪華客船「ブリタニック号」に爆弾が仕掛けられ、軍や警察が出動する。

2.キャスト
リチャード・ハリス(海軍少佐)
オマー・シャリフ(船長)
アンソニー・ホプキンス(警察)
イアン・ホルム(海運会社専務)
シャーリー・ナイト(乗客)

3.注目のシーン
①主役
船(「ブリタニック号」)に爆弾が仕掛けられ、それを解除するシーンを見せる映画。非常に手の込んだ仕掛けが施された爆弾。しかも複数(いつ、どうやって仕掛けたんだ? というツッコミどころも)。「ジャガーノート」と名乗る犯人から脅迫され、海運会社専務(イアン・ホルム)が当局に届け出る。そして爆弾解除のため、海軍少佐ファロン(リチャード・ハリス)とその部下たちが「ブリタニック号」に乗り込む。

②悪役
犯人「ジャガーノート」の正体もこの映画の見せ場。船に爆弾を仕掛けて、海運会社に50万ポンドを要求。一体何者なのか? いかにも怪しそうな奴が犯人なのか、それとも?

③キャラ
「ブリタニック号」の乗員乗客、そして犯人を捜す刑事にも注目。「ブリタニック号」の船長役でオマー・シャリフ、乗客役でシャーリー・ナイト(美熟女)、クリフトン・ジェームズ。「ジャガーノート」を追う刑事役でアンソニー・ホプキンス

④演出
よくある「パニックもの映画」とはちょっと違う雰囲気。乗客も騒いだりせず、迫る運命(生か死か)を静かに待つ。そんな状況を少しでも明るくしようとする船のスタッフ(ロイ・キニア)。イギリス映画はアメリカ映画とはちょっと違う?

4.感想
緊迫感を描いた映画。「爆弾処理」「犯人の正体」が主な見せ場。爆弾が仕掛けられてそれを解除しようとする、というのは映画ではおなじみのパターンですが、この映画の舞台は船。しかも、波が荒く、船酔いが続出する状況での爆弾事件。乗員乗客がその状況でどういう行動を取るか(自分だったらどう行動するか、と考えながら鑑賞するのもオススメ)。警察は事件解決のため、過去に爆弾に関与したことがある人物を徹底捜査。電話を逆探知したり、刑務所の囚人を訪ねたり、空港で犯人が現れるのを待ち構えたり。海と陸を舞台に繰り広げられるサスペンス。海軍がスカイダイブして「ブリタニック号」に乗り込むシーンもスリリング。出演者の演技に注目したい映画です。

リチャード・ハリスアイルランドの俳優。『黄金のランデブー』『パトリオット・ゲーム』『許されざる者』ほか。
クリフトン・ジェームズ:『007 死ぬのは奴らだ』『007 黄金銃を持つ男』に登場した妙なしゃべり方をする「ペッパー保安官」役で有名。
アンソニー・ホプキンス:イギリス出身。『羊たちの沈黙』での怪演で有名。

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