「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『カサンドラ・クロス』(1976年:リチャード・ハリス、ソフィア・ローレン)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」病原菌に冒されたテロリストがストックホルム行きの列車に乗ってパニックが起こるアクション映画。緊迫感、名優たちに注目です。

1.ストーリー
アメリカ軍が密かに培養してきた病原菌に感染したテロリストが列車に乗ってパニックが起こる。

2.キャスト
リチャード・ハリス(医者)
ソフィア・ローレン(作家)
エヴァ・ガードナー(夫人)
マーティン・シーン(愛人)
O・J・シンプソン(神父)
バート・ランカスター(軍人)

3.注目のシーン
①主役
列車の乗客が次々に危険な病原菌に感染する悪夢を描いた映画。列車には1000人の乗客乗員。そこへ病原菌に感染したテロリストが。武装した軍人、医療班と共に医者のチェンバレンリチャード・ハリス)が患者の対応にあたる。

②キャラ
有名俳優がそろった映画。乗客役でソフィア・ローレン(作家)、エヴァ・ガードナー(夫人)&マーティン・シーン(愛人)、O・J・シンプソン(神父。O・J・神父ソン?)、リー・ストラスバーグポーランドの収容所でつらい経験をした過去がある老人役)。ソフィア・ローレン演じる「ジェニファー」はチェンバレンの別れた妻。怪しいのがエヴァ・ガードナーマーティン・シーン演じる「年の差」カップル(どんな関係?)。列車での緊急事態に対応するアメリカ軍人マッケンジー大佐役でバート・ランカスター。他にも古い映画ファンにはおなじみの俳優が登場。

③アクション
感染者を隔離するため、列車をポーランドに向かわせるマッケンジー。その必要はない、と主張するチェンバレンが軍人と争う。疾走する列車、列車内での銃撃戦、衝撃の結末に注目。

④演出
「列車」という閉鎖された空間で治療法がない病原菌に次々と乗客が感染する姿が恐ろしい。完全防護の軍人に対して、乗客乗員は無防備。感染者を救う手段はあるのだろうか?

4.感想
カサンドラ・クロス』というタイトル(原題「The Cassandra Crossing」)。「カサンドラ・クロス」とはポーランドにある橋のこと(30年前に閉鎖された古い橋)。列車で起こったパニックを描いた映画。スイス・ジュネーヴにある国際保健機構に侵入したテロリストが爆弾テロを起こそうとして危険な病原菌に感染。ストックホルム行きの列車に乗って感染パニックが起こる、という内容。見せ場は三つ。豪華キャスト、アクション、軍による陰謀。リチャード・ハリス演じる医者を中心に話が進み、密かに事件を解決しようとするアメリカ軍人マッケンジーの計画により銃撃戦と悲劇が。列車内の緊迫感、登場人物の個性・セリフに注目です。

リチャード・ハリス:『ジャガーノート』では豪華客船に仕掛けられた爆弾を処理する海軍軍人の役だった。『黄金のランデブー』ほか。

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