「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『SF/ボディ・スナッチャー』(1978年:ドナルド・サザーランド、レナード・ニモイ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」宇宙生物に人間が体を乗っ取られてしまう映画。肉体と精神を奪われる恐怖。レナード・ニモイの独特の表情にも注目です。

1.ストーリー
宇宙からやってきた生物に体を乗っ取られてしまった人間が増殖していく・・・。

2.キャスト
ドナルド・サザーランド(衛生局役人)
ブルック・アダムス(衛生局役人)
ジェフ・ゴールドブラム風呂屋
ヴェロニカ・カートライト(風呂屋
レナード・ニモイ精神科医

3.注目のシーン
①主役
衛生局に勤める役人ベネル(ドナルド・サザーランド)。厳しい態度で不衛生なレストランを営業停止処分にしたりする日々。ある日、同僚のエリザベス(ブルック・アダムス)から相談を受ける。彼氏が人が変わったようになってしまったという。

②悪役
植物型宇宙生物。宇宙をさまよっていたが地球に到着。根を使って人間を襲い、結果的に体と精神を乗っ取る。宇宙生物に支配された「複製人間」は普通の人間のように社会にまぎれて暮らしている。

③キャラ
異変に気付いて「複製人間」に対抗するベネル、エリザベス、風呂屋を経営するジャック(ジェフ・ゴールドブラム)&ナンシー(ヴェロニカ・カートライト)の夫婦、ベネルの知人でもある精神科医キブナー(レナード・ニモイ)。

④演出
ゆっくりと人を襲う宇宙生物。それなのにいつの間にか大勢が体を乗っ取られ、「複製人間」化。荒っぽく襲うより、ゆっくりの方が気付かれにくいのかもしれない。どのような手段で人間が乗っ取られるのかは本編を観てのお楽しみ。

4.感想
なかなかの珍作。しかし、見方によっては深い内容。『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』(1956年)のリメイク作。いつの間にか宇宙生物に人間が体と精神を乗っ取られてしまう話。映像的には地味な感じ。植物がゆっくりと人間に近づく姿はどこかコミカルな雰囲気も。この映画で人間の体と精神を乗っ取るのは宇宙生物ですが、もしコレが政府やメディアによる洗脳だったらどうだろう? 大衆が知らず知らずのうちに邪悪な者によって洗脳され、おかしな世の中になってしまう。これはどうやらそういうメッセージが込められた映画のようです(自分の体と精神は自分で守れ、という)。キャストが豪華。悪役を演じることが多い(ような気がする)ドナルド・サザーランドが正義のために戦う役どころ。『スタートレック』『スパイ大作戦』でおなじみのレナード・ニモイはあの独特の表情で主役をサポート。ケヴィン・マッカーシードン・シーゲルロバート・デュヴァルがチョイ役出演。古い感じがする映画ですが、ベネルが植物工場を攻撃するちょっとしたアクションシーンもあります。植物型宇宙生物と人間の対決の行方に注目の珍作(または名作)です。

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