「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

名作映画全集。ジャンルを問わず多くの作品を紹介。全記事無料です。

鉄板映画:『ザ・ドライバー』(1978年:ライアン・オニール、ブルース・ダーン)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」強盗を逃がす仕事をしている「ドライバー」が警察にワナを仕掛けられるカー映画。謎の人物、刑事、犯罪者。「オチがよくわからない映画」としても有名な作品です。

1.ストーリー
逃がし屋「ドライバー」が警察と犯罪者に目を付けられて・・・。

2.キャスト
ライアン・オニール(逃がし屋)
イザベル・アジャーニパパ活女)
ロニー・ブレイクリー(仲介人)
ブルース・ダーン(刑事)

3.注目のシーン
①主役
犯罪者が主役のクライムアクションムービー。報酬を得て強盗犯を逃走させる「ドライバー」と呼ばれる男(ライアン・オニール)。本名、過去の経歴は不明。質素な部屋で地味な暮らしをする無口な奴。見事なハンドルさばきで強盗を逃走させ、使用済みの車はスクラップ工場で処分する用心深さ。

②悪役
怪しい人物ばかりの映画。主人公、強盗犯、暗黒街の男、など。

③キャラ
「ドライバー」を追う刑事(ブルース・ダーン)、「ドライバー」に仕事を仲介する女(ロニー・ブレイクリー)、「ドライバー」と組んで偽証したりカネを手に入れようとしたりするパパ活女(イザベル・アジャーニ)、「ドライバー」にケンカを売る敵対的なチンピラ、「ドライバー」を始末しようとする強盗団のリーダー、ほか。

④アクション
カーチェイスが売り物の映画。猛スピードで走る「ドライバー」をパトカーが追うシーン、ラストの追跡シーン&チキンレースが見せ場。

4.感想
主人公「ドライバー」がハードボイルドな映画。特にカネには執着がない「ドライバー」という男。ただし、約束事にはこだわり、裏切る奴、すぐに銃を使う奴を嫌う。いわば、「ゴルゴ13」のような性格の持ち主。「ドライバー」を逮捕したい刑事が逮捕された強盗男を使って「ドライバー」に「仕事」をさせようとする内容。キャラ、アクション、ストーリー展開に注目の映画ですが、結局のところ、早い話がカーアクションを見せたい映画。このブログではネタバレを禁じているのですが、やはり「オチ」に触れざるを得ません。警察が「エサ」として用意した大金を奪う強盗。「ドライバー」が強盗を逃走させる。問題はその時に奪った大金。「足がつくカネ」のため、「ドライバー」は仲介女のアドバイスにより換金屋を使ってそのカネを洗おうとする。ところが、そのカネが消えてしまう。「どこに消えた?」というのがこの映画を観た人の感想。列車の中で刑事がそのカネを回収するシーンがあります。その後、コインロッカーにカネを取りに来た「ドライバー」が警察に包囲される。カネが入っているはずのバッグがカラなのを見て刑事が驚く。なぜ驚く? 列車の中でアンタ、カネを回収したじゃないの。仮に換金したカネがバッグの中に入っていたとしてもそれは「奪われたカネ」ではないのだからそれで「ドライバー」を逮捕することはできないはず。どうも私の頭では理解できない映画(犯罪の世界に詳しくないと理解できない映画なのかな?)。いつか理解できる日が来るのでしょうか?

ライアン・オニール:『ある愛の詩』『おかしなおかしな大追跡』
ブルース・ダーン:『ブラック・サンデー』『メイフィールドの怪人たち』

YouTube

--------------------------------------
Amazonショッピングサイトへのリンクです。
ザ・ドライバー 4Kレストア版 UHD+BD(2枚組) [Blu-ray]

この続きはcodocで購入