「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『エル・トポ』(1970年:アレハンドロ・ホドロフスキー)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ある拳銃使いが「最強の男」になろうとして苦しむウエスタンなカルト映画。決闘シーン、虚無感、個性的なキャラに注目の作品です。

1.ストーリー
あるガンマンが女と出会ったことで息子と別れ、「最強の男」を目指すが・・・。

2.キャスト
アレハンドロ・ホドロフスキー(ガンマン)

3.注目のシーン
①主役
ガンマンのエル・トポ(アレハンドロ・ホドロフスキー)。妻を亡くし、7歳の息子と砂漠を旅する。ある村で残酷な大佐とその手下を始末。それがキッカケで人生が大きく変わる。

②キャラ
多くのキャラが登場する映画。エル・トポ、息子、エル・トポの当てのない旅に同行する女マラ、女ガンマン、ふざけた悪党、残酷なオバハン、奇形の人間たち。

③アクション
マラにそそのかされて「一番の男(「最強のガンマン」の意)」になろうとするエル・トポ。それには「四人の達人」を倒さねばならない。「盲目の男」「女占い師の息子」「うさぎ男」「砂漠に住む老人」と対決。どんな勝負になるか? 大佐とその手下、残酷な町の連中と対決するシーンにも注目。

4.感想
ホドロフスキーという人の作品。難解な映画を撮る人、という評判のある監督。何かを表現している抽象的なシーンは正直なところ鑑賞していて意味がよくわからない。結局、何を見せたい映画なのだろう? 監督も「良い映画なのかどうかわからない」と語っています。これは「人生の悲哀」を描いた映画。死、病、別れと出会い、再会、むなしさ、愚かさ、束の間の喜びなど人生によくある出来事を表現しています。リアルな現実が感じられるため、鑑賞していてつらくなってくる内容。楽しい映画ではなく、鑑賞後、憂鬱な気分になるかもしれませんのでオススメはしません(残酷シーン、裸のシーン、人間の心の醜さを描いたシーンに要注意)。ただ、笑えるようなシーンもあります(ヅラを銃で吹っ飛ばすシーン、セコい手を使って強敵に勝とうとするシーン、ヘンなメイク顔ほか)。

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