「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『コールガール』(1971年:ドナルド・サザーランド、ジェーン・フォンダ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ある企業の社員が失踪し、私立探偵が調査するサスペンス映画。探偵が「ワケあり」な人物を調査するシーン、事件の真相に注目です。

1.ストーリー
ある企業の社員が失踪。その企業の役員から依頼を受け、私立探偵がニューヨークで調査する。

2.キャスト
ドナルド・サザーランド(私立探偵)
ジェーン・フォンダ(コールガール)
ロイ・シャイダー(ヒモ)

3.注目のシーン
①主役
私立探偵クルート(ドナルド・サザーランド)。ある企業の社員グルーネマンが失踪。手がかりを求めて、ニューヨークでいかがわしい商売をしている者たちから事情を聞く。

②悪役
グルーネマンが失踪した真相を知っている者。陰湿な奴でコールガールをストーカーまがいの手段で脅迫し、自分を知る裏社会の女を始末する。そして最後はコールガールのブリー(ジェーン・フォンダ)の前に姿を現し、自分がやったこと全てをぶっちゃける。

③キャラ
グルーネマンと関わりがあると疑われているブリー。クルートからグルーネマンについて尋ねられるが「覚えていない」という(怪しい)。他にも、クルートはブリーの「ヒモ」であるフランク(ロイ・シャイダー)、町のいかがわしい連中を訪ねる。

4.感想
サスペンス映画。原題が「Klute」。主役のクルートがタイトル。しかし、これでは日本の映画ファンにアピールしづらいと関係者が考えたか『コールガール』という題になりました。ある男が失踪。その理由、何があったのか、がこの映画の見せ場。ジェーン・フォンダがこの作品で第44回アカデミー主演女優賞を獲得(そんなに素晴らしい映画だったかな?)。個人的にはそれほど良い映画とは思えません。特に「ブリー」というコールガール。妙に虚勢を張って大都会で生きていますが、内心は臆病者でカウンセラーに通っている。男を手玉に取っているつもりの哀れな女(クルートによるとそういう解釈)。いかがわしい商売をしている者の孤独・悲劇・不幸。そういうサービスを買う客。不幸な人たちが登場する映画。楽しい作品ではありませんが、売れない女優・モデルであるブリーの生き様は都会で暮らす人間には教訓になるのではないでしょうか?  後に『ジョーズ』(1975年)で「ブロディ署長」を演じるロイ・シャイダーが「ヒモ」の役で登場。「事件の真相」に注目の作品。この映画のコンセプトをパワーアップしてアクション映画化したクリント・イーストウッドガントレット』(1977年)もオススメです。

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