「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『チャンプ』(1979年:ジョン・ヴォイト、フェイ・ダナウェイ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」1931年版のリメイク作品。元ボクシング世界ヘビー級王者が息子との暮らしのためにカムバック。人間関係、試合に注目です。

1.ストーリー
元ボクシング世界王者が息子と暮らすために危険なカムバックをする。

2.キャスト
ジョン・ヴォイト(元ボクサー)
リッキー・シュローダー(息子)
フェイ・ダナウェイ(元妻)
ジャック・ウォーデン(トレーナー)
ランドール・コッブ(対戦相手)

3.注目のシーン
①主役
ビリー・フリン(ジョン・ヴォイト)とTJ・フリン(リッキー・シュローダー)の親子。元ボクシング世界ヘビー級王者の父ビリーを「チャンプ」と呼ぶ幼いTJ。ボクシングを辞めて7年になる37歳のビリーは競馬場で馬の世話をしながらTJと暮らす。

②転機
賭で儲けたビリー。TJに競走馬をプレゼント。TJの馬がレースに出場。そこでTJは父の元妻であり自分の母であるアニー(フェイ・ダナウェイ)と出会う。しかし、アニーがビリーと別れて家族を捨てたのは7年前であるため、TJはアニーが何者であるのか知らない。

③失態
逆に賭で損をしてしまうビリー。TJの馬を差し押さえようとする借金取り。乱闘騒ぎでビリーは留置所へ。TJはアニーの正体を知る。

④復帰
TJを引き取りたいアニー。ビリーはそれに対抗し、TJと一緒に暮らすため再びリングに上がる。

4.感想
子役が泣かせる映画。古い映画のリメイクのため、ちょっと演出が古いような気もする内容。愛し合っていたが別れてしまったビリーとアニー(その理由は最後まで明かされなかった。どうやらボクサーのビリーと仕事で自立したいアニーとは「方向性」が違っていたらしい)。TJを一人で育ててきたビリーだが、生活は苦しい。アニーはファッション業界で成功し、再婚もして豪邸で暮らす身分。アニーを愛しながらも息子を彼女に取られたくないビリーは無理して再びリングへ。どんな結末になるか? 「愛情」がテーマの映画。カムバック戦でいきなり世界タイトル戦ができるのか? というツッコミどころもありますが、これは映画ですから。オススメのシーンは、父子の会話・絆、レース場でのTJとアニーの出会い、借金取りをボコボコにするビリー、留置所のシーン、真実を知ってショックを受けるTJ、トレーニング&試合(ビリーの対戦相手役を務めたランドール・コッブは本物のヘビー級ボクサー)、試合後、ほか。不器用な男が息子との暮らしをやり直そうとする映画。「ビリーの生き様」に注目の名作です。

ジャック・ウォーデン:『プレシディオの男たち』(1988年)では「戦友」役でショーン・コネリーと共演。
ランドール・コッブ:ラリー・ホームズのWBC世界ヘビー級王座に挑戦したことも。引退後はエディ・マーフィーゴールデン・チャイルド』(1987年)、ジム・キャリー『エース・ベンチュラ』(1994年)に出演。

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