「鉄板映画:人気スター映画のブログ」二人の脱獄囚が乗った機関車が暴走するパニック映画。突っ走る機関車、キャラ(脱獄囚&女、執念深い刑務所長)に注目です。
1.ストーリー
アラスカの刑務所から脱獄した二人の乗った機関車がノンストップで雪原を突っ走る。
2.キャスト
ジョン・ヴォイト(脱獄囚)
エリック・ロバーツ(脱獄囚)
レベッカ・デモーネイ(機関助手)
ジョン・P・ライアン(刑務所長)
ケネス・マクミラン(司令室局長)
3.注目のシーン
①主役
アラスカの刑務所に投獄されているマニー(ジョン・ヴォイト)とバック(エリック・ロバーツ)。マニーは脱獄を企てる常習犯のため、所内では厳しく監視されている。バックは所内ボクシングのチャンピオンで、口数が多い男。刑務所長に屈しないマニーを「英雄」扱いする。
②悪役
刑務所長のランケン(ジョン・P・ライアン)。凶悪犯が多い刑務所のため、囚人を厳しく管理。刑務所内で英雄視されているマニーを敵視。囚人を使ってマニーを始末しようとする。
③暴走
マニーとバックが脱獄。機関車に乗り込むが、機関士が急病で不在に。機関室を破損しながら機関車が二人を乗せてノンストップで暴走する。
④キャラ
暴走機関車の行方を見守る司令室のスタッフ。局長マクドナルド(ケネス・マクミラン)の指揮の下、列車監視システムの設計者であるフランク(カイル・T・ヘフナー)が機関車と町を守る手段を考える。
4.感想
黒澤明が書いた脚本を基にして製作された映画。「自由な囚人」マニー。このままでは所長に殺される、ということで脱獄。マニーに憧れるバックは勝手にマニーに付いていく。二人が乗った機関車が暴走。二人を追う所長はヘリで機関車を追う。他に乗員がいないと思われた暴走機関車だが、マニーとバック以外にも人が(レベッカ・デモーネイ)。その結末は? 「マニーと所長の対決」「機関車が突っ走る迫力」で勝負する映画。本来なら逃走する脱獄囚が悪役なのですが、刑務所長が荒っぽいキャラのため、職務を全うしようとする所長が悪役になってしまっています(なかなか怖い所長。囚人を厳しく管理し、ナメた口を利いたフランクをトイレで痛めつける)。見所は、アラスカの雪原、マニーが囚人に襲われるシーン、脱獄、暴走機関車&ヘリの追跡、マニーと所長の決着戦。キャラ&機関車に注目の迫力ある傑作です。
エリック・ロバーツ:ジュリア・ロバーツの兄。シルヴェスター・スタローン『スペシャリスト』(1994年)では大物ギャングの息子を演じた。
ケネス・マクミラン:『私立ガードマン/全員無責任』(1986年)ではマヌケな警備会社の社長を演じた。
(YouTube)
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