「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『レモ/第1の挑戦』(1985年:フレッド・ウォード、チャールズ・シオフィ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」死んだことにして「特別エージェント」として甦った男が軍をめぐる汚職事件を追うアクション映画。妙な武術「シナンジュ」に注目です。

1.ストーリー
「殉職した警官」が特別エージェントとして甦り、悪党を追う組織に加入する。

2.キャスト
フレッド・ウォード(特別エージェント)    
ジョエル・グレイ(師匠)    
ウィルフォード・ブリムリー(特別エージェント)
J・A・プレストン(特別エージェント)
ケイト・マルグルー(少佐)    
チャールズ・シオフィ(軍需企業社長)

3.注目のシーン
①主役
フレッド・ウォード演じる「レモ・ウィリアムズ」の頑張りを描いたアクション作。海兵隊だったこともある元警官レモ。死んだことにして世の中にはびこる悪党を始末する「特別エージェント」に。特殊な技を身につけて悪党と戦う。

②悪役
インチキ軍需企業社長グローヴ(チャールズ・シオフィ)。新技術による衛星兵器の開発を装って国から開発資金を騙し取る手口。軍の高官とつるみ、秘密を知った者は容赦なく消すのが得意技。レモが所属する秘密組織からマークされている。

③キャラ
何と言っても注目なのがレモに「シナンジュ」なる武術を伝授するチュン(ジョエル・グレイ)という男。驚異的な身体能力の持ち主で、弾丸をかわし、水の上を沈むこともなく走ることができる。独特の訓練でチュンはレモにシナンジュを授けようとするが、どうなることやら。他に、美しい少佐フレミング(ケイト・マルグルー)、レモが所属する秘密組織のリーダーのハロルド・スミス(ウィルフォード・ブリムリー)、レモと一緒に秘密作戦を遂行するマクレリー(J・A・プレストン)ら。

④アクション
レミングから追及されるグローヴ。フレミング接触したことでレモはグローヴから目を付けられてしまう。レモがグローヴの手下から襲撃されるシーンがこの映画の見せ場(自由の女神像での戦い、グローヴ社への潜入工作&レーザー光線攻撃、軍の追跡&砲撃)。

⑤演出
シナンジュ」に注目。この技を身につけると『マトリックス』ばりに弾丸をかわすことができ、素早い動きで敵を倒すことができる。現実離れした設定のためか、コミカルなシーンもちょいちょい挿入される(チュンの思わず笑ってしまうような妙な動き、シナンジュの特訓、セメントに沈む男、しつこい番犬、強化ガラスにくちびる、トラックを乗り逃げ&ブレーキ故障、丸太攻撃)。

4.感想
一風変わったアクション作。死んだことにして秘密の任務を行うエージェントになる、というのはアクション映画では珍しくない設定だとは思いますが、「シナンジュ」という武術がこの映画を実に個性的なものにしています。軍の汚職を描いた映画。本来はシリアスな内容なのですが、シナンジュが妙な技のため、この技が使われるシーンによってギャグっぽくて笑える作風に。他にも笑いのシーンがあり、単なるアクション映画ではない楽しい作品になっています。主演のフレッド・ウォードは『アルカトラズからの脱出』『裸の銃を持つ男PART33 1/3/最後の侮辱』にも出演。そちらもオススメです。

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