「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『ハート・ロッカー』(2008年:ジェレミー・レナー、クリスチャン・カマルゴ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」2004年、イラクバグダッドアメリカの爆弾処理班が任務を遂行する映画。危険な環境で米兵が爆弾処理を行う緊張感あふれる内容です。

1.ストーリー
2004年、イラクバグダッドで頻発する爆弾事件。アメリカの爆弾処理班の班長が爆死し、新しい班長が赴任する。

2.キャスト
ジェレミー・レナー(爆弾処理班)
アンソニー・マッキー(爆弾処理班)
ブライアン・ジェラティ(爆弾処理班)
クリスチャン・カマルゴ(軍医)

3.注目のシーン
①主役
2004年、イラクバグダッド。危険な任務に就くアメリカの爆弾処理班。班長が爆死。新しい班長としてやってきたジェームズ軍曹(ジェレミー・レナー)。恐怖を無視し、町に仕掛けられた爆弾を解除する。独断専行が目立つが、爆弾処理に関しては誰にも負けない腕と度胸を持つ。

②悪役
ストーリー上の悪役は過激派。アメリカを敵視し、爆弾や狙撃で米兵を狙う。そのために何の関係もない一般市民を利用し、巻き添えにする。

③キャラ
ジェームズ軍曹と行動を共にするのは、サンボーン軍曹(アンソニー・マッキー)、技術兵のエルドリッジ(ブライアン・ジェラティ)、軍医(クリスチャン・カマルゴ)ら。本来ならば軍医は爆弾処理班と行動する必要はないが、精神的に参っているエルドリッジを励ますため、危険な現場に自ら参加。他に、危険なイラクで賞金首を追う男たち、ジェームズの実績を讃える上官、ジェームズの妻子。

④緊迫感
凄まじい爆発が見せ場の映画。アメリカをイラクから追い出そうと必死の過激派。携帯電話を使った爆破、道路には巧妙な仕掛け、テロ活動とは何の関係もない市民を使って自爆テロを実行しようとする。

4.感想
イラク戦争がテーマの映画はたくさんありますが、これはその内の一つ。『ハート・アタッカー』という作品もありますが、これは『ハート・ロッカー』(DVDパッケージも凄く似ている。お間違いのないように)。「The Hurt Locker」という原題は「棺桶」を意味するらしい。閉じ込められたかのような息が詰まる任務の緊張感を表現した言葉だと思われます(違う?)。撮影はクウェートとヨルダンで行われたそうで、撮影にあたって俳優たちはアメリカ軍の軍事訓練を受けたらしい。そのため、とてもリアルな映画になっています。これは本当にあったことを描いた映画なのでしょうか? ジェームズがムチャする映画。仲間を危険にさらすような行動を取るジェームズ。ホントにこんな男が部隊にいたら困るのでは? という気がする。全編を通して観た感じでは、ジェームズを始めとするキャラ、爆弾処理の緊迫感、いつ敵が襲ってくるかわからない不穏な町の雰囲気、アクション(爆発シーン&戦闘シーン)を見せたい映画なのではないかと。「政治的なメッセージ」よりも「兵士が持つ価値観」に重点を置いた内容。「戦場の恐怖」が表現された重いテーマの作品です。

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