「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『合衆国壊滅 M10.5』(2004年:ボー・ブリッジス、フレッド・ウォード)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」アメリカ西海岸を巨大地震津波が襲うパニック映画。核爆発で地震を食い止めようとする専門家たち。その作戦の結果は?

1.ストーリー
迫る巨大地震を食い止めようと専門家グループが地下で核爆発を起こそうとするが・・・。

2.キャスト
ボー・ブリッジス(大統領)
キム・デラニー(地震博士)
フレッド・ウォード(役人)

3.注目のシーン
地震
シアトルで地震発生、町が壊滅。その後も地割れで列車が落下したり、大きな余震が起こったり。地震博士ヒル(キム・デラニー)の予測によると「このままではカリフォルニアは全滅」。

②政府
巨大地震から国民を守ろうとするアメリカ大統領(ボー・ブリッジス)。連邦緊急事態管理庁長官であり、友人でもあるノーラン(フレッド・ウォード)に対策を指示。最初はヒルの意見を却下し、無視していたノーランだが、ヒルの予測が正確であったため、彼女を信用。

③キャラ
地震に巻き込まれる多くの人々。ノーランの息子ザック、ザックの仕事仲間オーエン、カリフォルニア州知事とその家族&側近ら。様々なシチュエーションで被災する。

④CG
こういった映画はやはりCGで表現される「崩壊シーン」が見せ場。シアトル、サンフランシスコ、ロサンゼルスがエラい目に。大地震後の地形にも注目されたい。

4.感想
TVムービー。地震の恐怖と人間ドラマを描いた内容。地震に詳しいヒル博士。独断専行的なところがあるため、周囲の男たちは彼女の意見に否定的。しかし、予想を正確に当てるため、ついに大統領も彼女のアイデアを受け入れる。核爆発で地震の連鎖を食い止めようとする作戦。命を懸けて核装置を設置するノーラン。アメリカの運命は? 地震の恐怖が迫力のCGで表現されている映画。次々に崩壊する建物。金門橋(パニック映画でよく壊される橋)も崩れ去り、地割れも。TV映画らしく、ゴタゴタした人間関係を表現したシーンも。しかしながら、こういう映画で最も活躍するのが「核爆弾」というのが、ちょいとありがちな感じ。「大地震に対抗できるのは核しかない」という単純な発想なのか、「だから核兵器は必要なんです」というプロパガンダ的な意図を持った演出なのか。難しいことを考えて鑑賞する必要はありませんが、パニック映画おなじみの核使用のシーン、ラストシーンの人々の笑顔など、少しツッコミどころもある作品です。

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