鉄板映画：『プライベイトスクール』（1983年：フィービー・ケイツ、シルビア・クリステル）

「鉄板映画：人気スター映画のブログ」女子高生が彼氏と初旅行を計画するコメディ映画。80年代のノリ、美女、個性的なキャラたちに注目です。

１．ストーリー
女子高生のクリス（フィービー・ケイツ）が交際中のジム（マシュー・モディーン）と旅行を計画するが、女好きなジムに失望して・・・。

２．キャスト
フィービー・ケイツ（女子高生）
マシュー・モディーン（恋人）
ベッツィ・ラッセル（ライバル）
シルビア・クリステル（教師）
フラン・ライアン（校長）

３．注目のシーン
①主役
全寮制の女子校「チェリーヴェイル」の生徒クリス（フィービー・ケイツ）は近くの男子校「フリーマウント」の生徒ジム（マシュー・モディーン）と交際中。しかし、「ジムは自分のもの」と考える女子生徒ジョーダン（ベッツィ・ラッセル）はジムを誘惑し、クリスから奪おうとする。

②キャラ
80年代の「ぬるいノリ」が売りの映画。セクシーなキャラ、バカキャラ、どんくさキャラ、イタズラされる役割のオバチャンなど個性的なキャラが勢揃い。「フリーマウント」の生徒ジム、ブバ（マイケル・ゾレック）、ロイ（ジョナサン・プリンス）はバカ三人組で、チェリーヴェイルの寮に女装して潜入したりする。チェリーヴェイルの校長ダッチボック（フラン・ライアン）はおバカな生徒たちにあきれたり、生徒の父兄から寄付金を集める努力をしたり。チェリーヴェイルの教師コプレッタ（シルビア・クリステル）と体育コーチ（ジュリー・ペイン）はイタズラの被害者。女子生徒の父も個性的で、ジョーダンの父（フランク・アレッター）は何度も再婚。他に、ドラッグストアの店員（マーティン・マル）、安ホテルのボーイ、酔っぱらいの父兄、カネ持ち専属の運転手など。

③演出
やっぱり見せ場は若い女の子たち。チェリーヴェイルの寮では女の子たちが下着姿で廊下を歩いていたりする。そんな所に潜入して興奮が止まらないバカ三人組。シャワー室を覗いたり、サウナに閉じこめられて暑さで死にかけたり。乗馬のシーン、ビーチのシーン、ラストの卒業式にも注目されたい。

４．感想
伝説の映画。特にラストのオチが有名（明るい女の子たちにアゼンとする校長先生）。結局は女性のキレイな姿を見せたい映画（男たちのバカっぷりにも注目）。ヒロインはあのフィービー・ケイツ。80年代を代表するアイドル女優。日本でもCMに出演したり、映画雑誌の表紙になったりするほど人気がありました。そのキュートな笑顔、ビーチでの姿が特に見せ場。それにしても明るいノリの映画。女の子っていうのは女子ばかりの環境だとホントにあんなに開放的なのだろうか？　今の女子アイドルグループの子たちも互いに身体を見せ合ったりするらしい。「チェリーヴェイルの寮を描いたシーン」は映画上の演出ではなく、実際によくあることなのかもしれない。

キャスリーン・ウィルホイト：チャールズ・ブロンソン『必殺マグナム』（1986年）では「やさぐれた車泥棒」を演じた。
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