「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『ビッグママ・ハウス』(2000年:マーティン・ローレンス、ニア・ロング)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」FBI捜査官がデカいオバハンに変装する珍作コメディ映画。ツッコミどころでいっぱい。数々の妙なシーンに注目です。

1.ストーリー
脱獄犯を捕らえるため、FBI捜査官が巨漢のおばさんに変装する。

2.キャスト
マーティン・ローレンス(FBI捜査官)
ニア・ロング(逃げる女)
エラ・ミッチェル(巨漢)
ポール・ジアマッティ(FBI捜査官)
テレンス・ハワード(脱獄犯)

3.注目のシーン
①主役
FBI捜査官のマルコム(マーティン・ローレンス)。得意技は変装&カンフー。潜入捜査で怪しいアジア人グループを摘発。その後は相棒ジョン(ポール・ジアマッティ)と組んで、強盗の罪で服役中のベスコ(テレンス・ハワード)が脱獄した事件を担当。

②逃げる女
ベスコと過去に付き合いがあった女シェリー(ニア・ロング)。ベスコが銀行強盗で奪ったカネを隠し持っている疑い。「ベスコ脱獄」を聞いて、息子トレント(ジャッシャ・ワシントン)を連れて逃走。行く当てがなく、祖母のビッグ・ママ(エラ・ミッチェル)を頼ることに。

③キャラ
ビッグ・ママはホームラン級のデブで、ガラが悪い。そんなママに求愛するヘンなジイさん(ベン。演:カール・ライト)、ママと親しい近所のおばさん連中、ママを嫌う近所のおばさん。警備の仕事をしているノーラン(アンソニー・アンダーソン)は身体はゴツいが、イチイチ頼りにならない。公園でバスケを楽しむ少年二人(エドウィン・ホッジ&オルディス・ホッジ)は個性的な表情を見せる。

④笑い
マーティン・ローレンスが太っちょのビッグ・ママに変装するシーンが見せ場。しかし、あまりママに似ていない。数年会っていないシェリーがニセのビッグ・ママに気付かないのはわかるが、近所の人まで気付かないというのはいかがなものか。また、ビッグ・ママはガラが悪い。そんなオバサンが妙に愛されたり、教会で讃えられたりするのは違和感。しかしながら、これはコメディ。そういうツッコミどころを笑って許しながら鑑賞するのがオススメ。

4.感想
なかなか妙なコメディ。離れて暮らしていても家族を思いやる、ド下手な家事でも家族が一緒だと楽しい、といったアメリカ人が好みそうな(?)ホームドラマ的な内容。マーティン・ローレンス演じるマルコムが変装することによって起こるドタバタ、ジョンやノーランといったドジキャラ、ビッグ・ママやベンなどの珍キャラが見せ場。ニセもんのビッグ・ママであるマルコムがシェリーに「自分を信用してすべて話してほしい」と語るシーン。ニセモノがそんなこと言って大丈夫? トラブルになるんじゃない? と思ったら、やっぱり。見所は、特殊メイク(変装用マスクを作るシーンは『スパイ大作戦』風)、トイレでのマルコムとビッグ・ママ(最悪)、にせビッグ・ママのドタバタぶり(下手な料理、出産、護身術のレッスン&ヅラが外れてしまうシーン、バスケ、釣り、教会)、どんくさいジョン(コケる、ビッグ・ママに痛めつけられる)、帰ってきた本物、「マルコム vs. ベスコ」、ラストの教会のシーン。

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