「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『ローズマリーの赤ちゃん』(1968年:ミア・ファロー、ジョン・カサヴェテス)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」若い人妻が妊娠したが周囲の出来事に不審を抱くサスペンス映画。怪しい出来事、やたら親切な人々&その目的に注目です。

1.ストーリー
俳優と結婚した若妻が妊娠を機に周囲の出来事に敏感になっていき・・・。

2.キャスト
ミア・ファロー(若妻)
ジョン・カサヴェテス(俳優)
モーリス・エヴァンス童話作家
ルース・ゴードン(親切な隣人)
ラルフ・ベラミー(医師)

3.注目のシーン
①主役
ローズマリーミア・ファロー)は幸せな若妻。俳優のガイ・ウッドハウスジョン・カサヴェテス)と結婚し、ニューヨークでアパート暮らし。しかし、そのアパートはかつて恐ろしい事件があったところで「魔のアパート」の異名。

②異変
同じアパートに住む女性テリー(アンジェラ・ドリアン)と親しくなったローズマリーだが、テリーが謎の死。テリーの保護者ローマン&ミニーのカスタベット夫妻(シドニー・ブラックマー、ルース・ゴードン)が何かとローズマリーに世話を焼く。ローズマリーが妊娠するとさらに様々なことに口出し。夫ガイはライバルの負傷により大きな仕事をゲット。そんな状況で童話作家でありローズマリーの古くからの友人ハッチ(モーリス・エヴァンス)が急病。ローズマリーは自身の体調悪化に加え、不可解な出来事に疑心暗鬼になっていく。

③キャラ
ヒル先生(チャールズ・グローディン)の診察を受けたローズマリーだが、カスタベット夫妻の勧めによりサプスティン先生(ラルフ・ベラミー)がローズマリーの出産をサポート。アパートの住人ローズ(パッツィ・ケリー)は図々しい、嫌な奴。

4.感想
ロマン・ポランスキー監督による「悪魔の映画」。この映画の関係者に悲惨な出来事があったことでも有名(ひょっとしたらブログに書くのもヤバイかも)。ストーリー展開とオチで魅せる映画であるため、説明はそこそこに。妊娠したローズマリーは周囲の変化、体調の悪化により次第にナーバスに。友人ハッチが残した「悪魔のしもべたち」という本を読んで、「周囲の人間たちは悪魔のしもべで、自分の子を奪おうとしているのでは?」という疑心暗鬼にとらわれる。周囲はそれを妊娠の苦しさ・不安から来る「妄想」と決めつけるが真相はいかに?    見所は、悪夢(悪魔と交わる)、妊娠&体調の悪化(顔色悪すぎ)、タニス草(悪魔の胡椒)、ローズマリーの女友達を嫌うガイ、出産、クローゼットの奥、揺りかご、カメラの日本人(?)、ラストシーンでのローズマリーの表情(何やら意味深)。欧米の「悪魔伝説」をベースにしたサスペンス。落ち着きを失っていくローズマリーの心理描写に注目です。

ルース・ゴードンクリント・イーストウッド『ダーティファイター』ではショットガンのぶっ放す危ないバアさんを演じた。
チャールズ・グローディンロバート・デ・ニーロと『ミッドナイト・ラン』で共演。

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