「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『悪魔の墓場』(1974年:レイ・ラヴロック、アーサー・ケネディ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」男女が甦った死体に襲われたが逆に警察に容疑者として追われるホラー映画。スリリングな展開、結末に注目です。

1.ストーリー
偶然の事故で車に同乗することになった男女が甦った死体に襲われて・・・。

2.キャスト
レイ・ラヴロック(青年)
クリスチーヌ・ガルポ(女性)
ジャニーヌ・メストレ(女性の姉)
ジョルジョ・トレスチーニ(警官)
アーサー・ケネディ(刑事)

3.注目のシーン
①主役
英国が舞台。バイクで郊外に向かうジョージ(レイ・ラヴロック)。エドナ(クリスチーヌ・ガルポ)の車にぶつけられてしまう。エドナの車で目的地に向かうつもりだったが、エドナの頼みでまず先にエドナの姉ケイティ(ジャニーヌ・メストレ)の家に行くことに。

②化け物
道に迷ったジョージ&エドナ。ジョージが道を調べている間にエドナが不気味な奴に襲われる。どうやらそいつはホームレスのガスリーという男らしいが、ガスリーは一週間前に水死した、とのこと。以後、ジョージとエドナは「甦った死体」に襲われて何度も危険な目に遭い、警察からは「悪魔崇拝による殺人容疑者」として追われるハメに。

③キャラ
ケイティの夫でカメラマンのマーティン(ホセ・ルイス・リファンテ)。マーティン殺害事件の犯人としてジョージを追うマコーミック警部(アーサー・ケネディ)。マコーミックの部下クレイグ(ジョルジョ・トレスチーニ)。他に、写真プリント屋のオジサン、妙なマシンを捜査する農務省の人たち、エラい目に遭う病院のスタッフたち。

4.感想
世の中にはたくさんのゾンビ映画が。宇宙からの放射線が原因のゾンビもあれば、ウイルスによるゾンビも。また、頭を破壊されると動きを停止するゾンビもあれば、どこを銃で撃たれても倒れないゾンビも。この映画のゾンビは「害虫駆除マシンにより甦った死体」であり、頭を撃たれても死にません。また、車に轢かれても大丈夫。しかし、弱点はありますので人間側に勝ち目はあります。この映画で「最も厄介な敵」は「警察」。「死人が甦って人を襲っている」といくらジョージが説明しても全く信用しません。映画を鑑賞している方からするとそれが事実なので警察側の頑なな態度は見ていてイライラします。マヌケなマコーミックさんがジョージにこだわっている間にもゾンビによる被害が続出。追うマコーミック、追われるジョージ、増えていくゾンビ。その結末は? 見所は、裸で町を走る女(どういう意図がある演出なのだろう?)、「超音波害虫駆除マシン」、ガスリーがエドナを最初に襲うシーン(『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(1968年)によく似ている)、ケイティの夫マーティン(志村けんをカッコよくしたような顔)、墓場で危機一髪、気の毒な警官クレイグ、ゾンビの弱点、病院での惨劇、結末(ジョージ&マコーミック)。グロテスクな表現に要注意の映画。自分がもしジョージだったらどう行動するか、といった感じで鑑賞するのがオススメです。

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