「鉄板映画:人気スター映画のブログ」第二次世界大戦でドイツがソ連に大苦戦する戦争映画。コバーン演じる小隊を率いる「シュタイナー」に注目です。
1.ストーリー
ドイツの小隊を率いるシュタイナーだが、ソ連の猛攻、上官のだらしなさに悩まされ・・・。
2.キャスト
ジェームズ・コバーン(ドイツ伍長)
マクシミリアン・シェル(ドイツ大尉)
デビッド・ワーナー(ドイツ大尉)
センタ・バーガー(ドイツ看護婦)
ジェームズ・メイソン(ドイツ大佐)
3.注目のシーン
①主役
第二次世界大戦の話。ソ連を攻めるドイツだが、相手の抵抗に苦戦。ドイツの小隊を率いるシュタイナー(ジェームズ・コバーン)は頼りになるリーダーであるが、イマイチ威厳に欠けるブラント大佐(ジェームズ・メイソン)、勲章目当てのシュトランスキー大尉(マクシミリアン・シェル)の指揮で部下を失う。
②キャラ
激しい戦闘。両軍入り乱れる、といった感じで仲間を誤射してしまうことも。看護婦エヴァ(センタ・バーガー)は重傷を負ったシュタイナーをサポート。シュタイナーの部下は勇敢だが、次々に犠牲に。ソ連の女部隊はなすすべなく捕虜になるが、隙を見てシュタイナーの部下に抵抗。ドイツのキーゼル大尉(デビッド・ワーナー)は特に活躍したシーンは無かった(と思う)。
4.感想
サム・ペキンパー監督作品。原題は「Cross of Iron」で「ドイツ軍の鉄十字勲章」のこと。ホラー映画みたいな『戦争のはらわた』という日本版タイトルは似合っていないような気がする。ドイツ軍を描いた内容で、激しい戦闘シーン、キャラクター、女の肌が見せ場。仲間が命を落としたり、上官に裏切られたような気分になったりといった「むなしさ」がテーマになっています。重傷を負いながらまた戦場に帰っていくシュタイナー。「戦場では頼りになる男」ですが、逆に言えば「戦場でしか頼りにならない男」というキャラ。ストーリー的にはそれほど面白い映画ではありません(しかし、この映画のファンは「ペキンパーの最高傑作」と絶賛)。キャラクターの思考、行動パターンに注目すべき内容です。見所は、エラそうなシュトランスキー(「プロイセン貴族」なのだそうだ)、負傷したシュタイナー(療養中の幻覚)、ソ連の戦力(戦車でドイツを圧倒)、ソ連の女部隊が登場するシーン、過酷な戦場(敵のワナ、地雷、同士討ち)、「然し(しかし)」の字幕(翻訳:須賀田昭子)。
(YouTube)
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