「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『エル・マリアッチ』(1993年:カルロス・ガラルドー、コンスエロ・ゴメス)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」黒服の歌手(マリアッチ)が同じような格好をした殺し屋と間違えられるアクション映画。偶然に偶然が重なる展開に注目です。

1.ストーリー
メキシコで犯罪者が仲間割れ。ギターケースにマシンガンを隠し持つ黒服の殺し屋が対立相手を狙うが、ちょうどその時、町にギターを持った黒服のマリアッチが現れて・・・。

2.キャスト
カルロス・ガラルドー(マリアッチ)
コンスエロ・ゴメス(バーを経営する女)
ピーター・マルカルド(麻薬業者)
レイノル・マルティネス(黒服の殺し屋)

3.注目のシーン
①抗争
刑務所に収監中のアスール(レイノル・マルティネス)。麻薬業者のモコ(ピーター・マルカルド)に大金を貸しているが、モコは返さず。それどころか刑務所にヒットマンを送り込む。「宣戦布告」と受け止めたアスールはギターケースにマシンガンを入れてモコと手下を狙う。

②不運な男
モコとアスールの抗争が行われている町にやってきた流しのマリアッチ(カルロス・ガラルドー)。宿に泊まるが「ギターケースを持つ黒服の男」ということでアスールと勘違いされ、モコの殺し屋に襲われる。バーを経営するドミノ(コンスエロ・ゴメス)に助けを求めるが、ドミノはモコの女。マリアッチの運命は?

4.感想
ストーリーがよくできた佳作。製作費は何と7000ドル。監督ロバート・ロドリゲス自ら撮影、編集をし、使ったフィルムも必要最小限だったという(NGが出ても編集でキレイにカット)。主役のマリアッチは過去に何があったのかはわからないが何らかのトラウマがあり、ちょいちょい悪夢を見る。抗争中の町にウッカリやってきてしまってトラブル。殺し屋と同じ格好、助けを求めた相手が抗争の当事者の愛人、といった偶然が重なって逃げることができない状態に。次々に起こるハプニングが見せ場の内容。見所は、悪役たちのワルっぷり、刑務所の女看守(カネに汚い)、バーでの乱射事件、安宿で危機一髪、ドミノの店で歌うマリアッチ(客に好評)、ギターケースのせいでトラブル(ややコミカルなシーンも)、拘束されるマリアッチ、モコの農場での出来事。「映画はわかりやすいストーリーのものが好き」という方にオススメの映画です。

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