「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『スーパーマン』(1978年:クリストファー・リーヴ、ジーン・ハックマン)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」宇宙からやってきた青年が犯罪王と戦うSFアクション映画。スーパーマンの能力、悪役キャラ、宇宙の描写に注目です。

1.ストーリー
クリプトン星出身のスーパーマンが地球で活躍するが、犯罪王に翻弄されて・・・。

2.キャスト
クリストファー・リーヴ(スーパーマン
マーゴット・キダー(記者)
ジーン・ハックマン(犯罪王)
ネッド・ビーティ(マヌケな子分)
マーロン・ブランド(スーパーマンの父)

3.注目のシーン
①クリプトン星
地球よりずっと科学が進んだ惑星。住人は地味な雰囲気(どうやら物質的なものより精神的な充実を求める人々らしい)。そんなクリプトン星が爆発の危機。科学者ジョー=エル(マーロン・ブランド)が危機を訴えるが、誰もそれを信用しない(レベルが高いんだかそうでないんだか)。惑星爆発。その前にジョーは息子カル=エルを地球に避難させた。

②主役
どういう原理なのかはわからないが赤ん坊の頃から地球ではスーパーパワーを持つカル=エル。子供がいない夫婦に拾われて成長。しかし、パワーを誰にも知られないように、と養父からアドバイス。18歳になって家を出たカル=エル改めクラーク・ケントは死後もクリスタルの中に生き続けるジョー=エルと故郷への旅。大人になったケント(クリストファー・リーヴ)。新聞会社「デイリープラネット」に就職。メガネを掛けて「ドジキャラ」をわざとらしく演じる。

③悪役
「犯罪王」レックス・ルーサージーン・ハックマン)は不動産にこだわりがある男。アメリカのミサイル実験を悪用し、買いあさった不動産で大儲けする悪巧み。そんなルーサーの子分はオーティス(ネッド・ビーティ)&テッシュマッカー(ヴァレリー・ペリン)。ルーサーは頭がキレるが、オーティスはドジ男。テッシュマッカーは「いかにも愛人キャラ」といった感じで何とも頼りない。

④活躍
力を地球人に誇示することを控えてきたケント。同僚ロイス・レーンマーゴット・キダー)に愛されたい気持ちからスーパーマンとして活躍(ピンチのロイスを救助、泥棒を逮捕、木から降りられなくなったネコを救助、ほか)。しかし、ロイスの求めに応じたインタビューが新聞記事になり、弱点をルーサーに知られてしまう・・・。

4.感想
楽しいシーン・演出を盛り込んだアメコミ娯楽作。子供向け作品のため、ツッコミどころも。スーパーマンの活躍を楽しむ映画ですが、個人的にはレックス・ルーサーとマヌケな手下のやりとりが楽しかった。イチイチどんくさいオーティスとかいう奴。そのため「天才」ルーサーまでがマヌケに見えてしまう悲しさ。テッシュマッカーはハッキリ本音を言う女(結局、土壇場で大きな役割)。ヒロインはロイス・レーン。でも、この女はちょいと自己中心的。北(北極?)にある「クリスタルの空間(クリプトン星の一部を再現したような場所で、ケントはそこで知識を得る)」は一体どこにあるのだろう? 地球人に発見されないような場所などあるのだろうか? あまりアレコレ考えずに楽しいシーンを鑑賞する映画。見所は、冒頭の裁判(パート2に登場するゾッド将軍(テレンス・スタンプ)、ノン、アーサが「ファントム・ゾーン(鏡のような刑務所)」送りに)、ジョー=エルの「惑星爆発説」をめぐる対立、ジョー=エルの美人妻(出番少ない)、惑星爆発シーン、カル=エルのスーパーパワー(銃弾、熱、冷気にも耐えるタフネス)&弱点、子供の頃のロイス(列車のシーン)、デイリープラネット社の人たち(強気な編集長、カメラマンのオルセン、など)、オーティスを尾行する捜査官、空のデート、ルーサーのミサイル計画、カリフォルニア大地震、怒りのスーパーマン(ありえない奇跡を起こす)。「前フリ→オチ」といった感じで見せる「面白シーン」に注目です。

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