「鉄板映画:人気スター映画のブログ」バットマンの誕生、悪の組織の陰謀を描いたアクション映画。ブルース・ウェインの人間関係、ド派手なシーンに注目です。
1.ストーリー
幼い頃の恐怖を克服するため犯罪の世界を経験した青年が「バットマン」に変身。
2.キャスト
クリスチャン・ベール(バットマン)
ケイティ・ホームズ(検事補)
マイケル・ケイン(執事)
モーガン・フリーマン(研究者)
リーアム・ニーソン(悪の組織)
3.注目のシーン
①主役
ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)。少年の頃、コウモリに驚いたトラウマ。そのせいで両親を失う。恐怖を克服するため犯罪の世界を経験。アジアのある地域で「影の同盟」なる集団と出会う。そのリーダーであるラーズ・アル・グール(渡辺謙)は謎の男で、妙なカリスマ性。同盟のヘンリー・デュカード(リーアム・ニーソン)から格闘術を学んだブルースは九死に一生を得て帰国。
②悪役
荒廃したゴッサムシティ。かつてブルースの父が立て直そうとしたが、今では大ボスのファルコーニ(トム・ウィルキンソン)が全てを制圧。精神病院を経営するクレイン(キリアン・マーフィー)と組んで「法の追及」を阻止。
③キャラ
ブルースの幼なじみレイチェル・ドーズ(ケイティ・ホームズ)は検事補。ファルコーニを追うが、逆に殺し屋に狙われる。ブルースの執事アルフレッド(マイケル・ケイン)は幼い頃からブルースの世話。ブルースの「悪との戦い」に協力するが、不安でいっぱい。ブルースの父が残した「ウェイン産業」の研究者フォックス(モーガン・フリーマン)は知識と技術が豊富で、いわば「バットマンの生みの親」といったところ。ゴードン巡査部長(ゲイリー・オールドマン)はゴッサムシティでは少数派の「良識派」。終盤で意外な活躍(後に警視総監に)。「ウェイン産業」の社長代理アール(ルトガー・ハウアー)は独断専行で、陰で何かを企むタイプ。警視総監は黒人男性(あまり役に立っていなかったような気がする)。
4.感想
「バットマンの原点」を描いた新シリーズ。「こうもり男」が誕生するまでの経緯が詳しく表現されています。ブルースの両親は『バットマン』(1989年:マイケル・キートン)ではジョーカーになる前のジャックに殺されたという話でしたが、この『バットマン ビギンズ』では単なる物盗りチルによる犯行ということになっています。また、ブルースが過去のトラウマを克服するために「犯罪の世界で生きる」という思考には違和感。そういった点が少し気になりますが、アクションと陰謀を絡めてストーリーがよくできている映画、という印象。個人的には「バットマン誕生」に大いに貢献した「ウェイン産業」の研究者フォックスに興味(彼が開発した素材、バットモービルの原型、解毒剤はブルースの活動に大きな影響)。執事アルフレッドはどんなことがあっても常にブルースの味方。「世界のワタナベ」こと渡辺謙。演じるラーズ率いる「影の同盟」&その役割にも大いに注目されたい。見所は、子供の頃のブルース&レイチェル、「影の同盟」の下で修行するブルース、「バットマン」として初めての活動(ファルコーニの悪事を阻止)、プレイボーイのフリ、クレインの毒ガス攻撃(『13日の金曜日 PART2』のジェイソンみたいなボロ布マスク)、ゴッサムシティ壊滅作戦(黒幕&クレインによる恐怖の計画)、モノレール追跡&黒幕との戦い。
(YouTube)
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