「鉄板映画:人気スター映画のブログ」冴えない高校生がクモに噛まれてスーパーパワーを手に入れるアメコミ・ヒーロー映画。デフォーの悪役ぶりにも注目です。
1.ストーリー
地味な高校生が大学見学中にクモに噛まれ・・・。
2.キャスト
トビー・マグワイア(高校生)
キルスティン・ダンスト(高校生)
ジェームズ・フランコ(高校生)
ランディ・サベージ(プロレスラー)
ウィレム・デフォー(技術者)
3.注目のシーン
①主役
メガネの高校生ピーター・パーカー(トビー・マグワイア)。伯父夫婦と生活。学校では同級生にバカにされる日々。大学での生物学の見学中にクモに噛まれて意識朦朧。目が覚めたら視力、体力がパワーアップ。
②悪役
ピーターの同級生ハリー(ジェームズ・フランコ)は物静かな青年。しかし、父ノーマン・オズボーン(ウィレム・デフォー)は軍需企業「オズコープ」の社長で、技術者。自信に満ちた態度で生きてきた。そんなノーマンが軍から契約破棄のピンチ。開発中の「パワー増強剤」を自ら試す人体実験。「スーパーパワーの獲得」と引き換えに二重人格になってしまった。
③キャラ
ピーターの隣人で同級生のメリー・ジェーン(キルスティン・ダンスト)。父親からの暴言に悩み、高校卒業後は家を出てニューヨークで苦しい生活。ピーターの伯父夫婦は優しい人たち。しかし、二人に悲劇が。特別出演でプロレスラーのランディ・サベージが登場。アドリブでピーターを「スパイダーマン」と命名したリングアナ(ブルース・キャンベル)はいわば「スパイダーマンの生みの親」といったところ。
4.感想
アメコミの人気キャラ「スパイダーマン」が2002年に復活。CGで見せる迫力のシーンが見せ場。監督は『死霊のはらわた』でおなじみのサム・ライミ(グロなホラーを作っていた男がこんなに活躍するとは。他に、リーアム・ニーソン『ダークマン』、シャロン・ストーン『クイック&デッド』、ケビン・コスナー『ラブ・オブ・ザ・ゲーム』)。ストーリーは単純。ありえない理由で地味な高校生がスーパーパワーを獲得。同じくありえない理由でスーパーパワーを獲得した悪役と対決、というもの。『ドラゴンボール』のような「変身願望」「スーパーパワーがあれば何でもできる」といった空想を楽しむ内容。「バットマン」もそうでしたが、この「スパイダーマン」も誕生した経緯がかなり悲しい。戦いを始めたら途中で止めることができない、というのもまた悲しい。そういった「キャラが背負う運命」をイメージしながら鑑賞するのがオススメ。見所は、どんくさいピーター、ノーマンの人体実験、プロレス試合&試合後の出来事、クエスト社(「オズコープ」のライバル企業)の武器実験(大爆発)、スパイダーマンの活躍(強盗、暴行犯を捕らえる)、ケチな新聞社編集長ジェイムソン(J・K・シモンズ)、ノーマンと役員の確執、「グリーン・ゴブリン(緑色の悪鬼)」の襲撃、悪の人格に苦しむノーマン、「スパイダーマン vs. グリーン・ゴブリン」、誤解からスパイダーマンを恨むハリー、墓地での会話(ピーターとメリー)。
(YouTube)
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