「鉄板映画:人気スター映画のブログ」イラク駐留米軍が「隠された大量破壊兵器」を捜索する戦争サスペンス映画。「イラク戦争」の目的に注目です。
1.ストーリー
2003年、イラクのバグダッド。「イラク軍が隠した大量破壊兵器」を捜す米兵だが、捜索は空振りに終わるばかり。
2.キャスト
マット・デイモン(米兵)
ブレンダン・グリーソン(CIA)
エイミー・ライアン(記者)
グレッグ・キニア(アメリカ国防総省)
3.注目のシーン
①イラク戦争
2003年、イラクのバグダッド。イラク軍が隠したとされる大量破壊兵器を捜す米兵ロイ・ミラー(マット・デイモン)。危険な戦闘をしながら捜索するが、兵器は見つからない。兵器に関する情報を求め、逃亡中のアル・ラウィ将軍に会おうとする。
②アメリカの立場
「フセイン後のイラク統治」を計画するアメリカ。アメリカ国防総省のパウンドストーン(グレッグ・キニア)は政権の意向に沿う立場で、イラクに帰ってきた亡命イラク人ズバイディをイラク新政権のリーダーにしようとする。CIAのマーティ・ブラウン(ブレンダン・グリーソン)は「現実派」であるためそれに反対し、パウンドストーンと対立する。
③記者
パウンドストーンからの情報を報道する「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙の記者ローリー・デイン(エイミー・ライアン)。危険な紛争地帯で「正確な情報」を獲得・確認するのは困難だが、「政府筋からの情報」をそのまま報道するのは情報操作の危険がある。
4.感想
あの「イラク戦争」は何のための戦いだったのか? を問いかける社会派映画(「グリーン・ゾーン」とは連合国軍が拠点とするためバグダッドに作られた安全地帯のこと)。命がけで大量破壊兵器を捜す米兵。しかし、それは「不正確な情報」に基づいてのもの。危険なだけで成果が上がらない任務に疑問を持つミラーをマット・デイモンが演じる。ジョージ・クルーニー『シリアナ』と併せて鑑賞するのがオススメ。見所は、イラク残存兵と米兵の銃撃戦、ミラーが軍の作戦会議で意見を言うシーン、CIAと国防総省の意見対立、アル・ラウィ将軍の部下と米軍の戦闘、各派が対立するイラク人の会議。
(YouTube)
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