「鉄板映画:人気スター映画のブログ」無実の罪で刑務所に送られた男が脱走しようとする映画。劣悪すぎる刑務所、衰弱していく囚人、受刑者同士の交流、脱走に注目です。
1.ストーリー
囚人がフランスを追放され、南米ギアナのデビルズ島で過酷な強制労働を科せられる。
2.キャスト
スティーブ・マックイーン(囚人)
ダスティン・ホフマン(囚人)
ドン・ゴードン(囚人)
3.注目のシーン
①主役
フランス領ギアナに送られる囚人のパピヨン(スティーブ・マックイーン)。他に、ルイ・ドガ(ダスティン・ホフマン)、ジュロ(ドン・ゴードン)といった囚人たち。刑務所長が「脱走者に科せられる罰」を説明。囚人がギロチンで処刑される。
②劣悪
刑務所は基本的に「更生施設」。しかし、パピヨンらの扱いはそうではなく、「死んだら死んだで構わん」といった厳しい扱い。「キロ40」での重労働。逃走してパピヨンは独房入り。それでも諦めないパピヨン。インド人の医者からボートを購入し、ドガを連れて脱走。刺青男の指示でハンセン病患者の島へ。ホンジュラスでは漁村の娘との出会い。しかし・・・。
4.感想
実話を映画化した2時間30分。何とも恐ろしい内容。近年、日本では「刑務所に行きたいから」という理由でワザと犯罪を行う者がいますが、その刑務所がパピヨンらが収容されたような所だと知ったらビビって二度とそんなことを考えなくなるでしょうな。この映画の刑務所は実にヒドい。そもそも囚人を使い捨てにするために作られており、あまりにも劣悪で不潔。何とかそこから脱走しようとするパピヨン。騙されたり、ワナにかけられたり。しかし協力者もいます。ホフマンは度の強い眼鏡を掛けた「ドガ」の役(眼鏡で素顔があまり見えないためホフマンと気付かないぐらい地味なキャラ)。誰が味方で裏切り者なのか、を見分けながら鑑賞するのがオススメ。ただし、残酷シーン、グロテスクなシーンに要注意。見所は、パピヨンとドガの出会い、ギロチン、ワニと格闘、詐欺師のワナ、ヤシの実とカニ、独房でボロボロになるパピヨン(悲惨すぎるシーン)、インド人から買ったボート、刑務所の塀を越えるシーン、刺青の男、ハンセン病の男、吹き矢、漁村の美しい娘、断崖の孤島でのパピヨンとドガ、脱出を試みるパピヨン。クリント・イーストウッド『アルカトラズからの脱出』(1979年)と併せて鑑賞することをオススメします。
(YouTube)
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