「鉄板映画:人気スター映画のブログ」旧約聖書「ヘブライ人のエジプトからの脱出」を描いた歴史物映画。人間関係、天変地異、有名な「海が割れるシーン」に注目です。
1.ストーリー
エジプト王の時代、「ヘブライ人の救世主」が現れて・・・。
2.キャスト
チャールトン・ヘストン(救世主)
ニナ・フォック(王女)
ジョン・デレク(石工)
ユル・ブリンナー(王の実子)
セドリック・ハードウィック(ファラオ)
3.注目のシーン
①主役
エジプトでヘブライ人が奴隷労働させられる時代。ヘブライ人の救世主誕生。「赤ん坊を殺せ」というファラオの命令。川に流された赤ん坊は王女ビシア(ニナ・フォック)に拾われて「モーセ」と名付けられた。成長したモーセ(チャールトン・ヘストン)。エチオピアを支配下に入れるなど実力派として台頭。
②キャラ
「ファラオ」セティ1世(セドリック・ハードウィック)の実子ラメセス(ユル・ブリンナー)による過酷な都の建設作業に従事する奴隷たち(石工のヨシュア(ジョン・デレク)、水汲み娘のリリア(デブラ・パジェット)ほか)は「救世主の出現」を待つ。奴隷たちを厳しく監督するデーサン(エドワード・G・ロビンソン)に対し、慈悲深いモーセ。そんなモーセを敵視するラメセス。王位と美女ネフレテリ(アン・バクスター)をめぐる問題もあり、ラメセスはますますモーセを警戒。
③急展開
自身の出生の秘密を知ったモーセ。総督に誘われたリリアを助けようとし、砂漠に追放。セフォラ(イヴォンヌ・デ・カーロ)との出会い。助けを求めてやってきたヨシュア。シナイ山で「神の声」を聞いたモーセは新しく王になったラメセスに奴隷解放を要求。血の川、燃える雹。ラメセスに神の怒り。ヘブライ人たちがモーセに統率されてエジプトを脱出。モーセを追うラメセス。海の道。「シナイの地」に着いたヘブライ人だが・・・。
4.感想
3時間40分もある壮大なスケールの作品。内容は宗教的。解釈は鑑賞する人に任せたい。映画的にはユル・ブリンナーの威厳に満ちた表情がかなり印象的。「海が割れるシーン」は迫力(後の映画に大きな影響を与えた)。多くの人物が登場しますので人物名をメモしながら鑑賞するのがオススメ。見所は、古代の衣裳・道具(特にファラオ、異民族)、モーセが川で拾われるシーン(拾われなかったらどうなっていただろう?)、酷使される奴隷、モーセとヨシュアの出会い、奴隷と共に労働するモーセ、「神の声」を聞くシーン、杖が毒蛇に変身、神の業(血の川、燃える雹、長子を殺す煙)、ラメセス軍の追跡、海が割れるシーン、自由になって狂乱するヘブライ人(神に反する行為)、岩に「十戒」が刻まれるシーン、40年の苦難、ヨシュアとモーセ。長い映画ですが、スケールの大きいシーンに圧倒されるはず。劇場または大画面TVでの鑑賞に向いた作品です。
エドワード・G・ロビンソン:スティーブ・マックイーン『シンシナティ・キッド』では老獪なポーカープレーヤーを演じた。
(YouTube)
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