鉄板映画：『サムライ』（1967年：アラン・ドロン、フランソワ・ペリエ）

「鉄板映画：人気スター映画のブログ」一匹狼の殺し屋が警察＆依頼者に狙われるサスペンス映画。殺し屋の生き様、ハードボイルドな演出に注目です。

１．ストーリー
殺し屋がナイトクラブで暗殺を実行するが、立ち去るところを目撃されてしまい・・・。

２．キャスト
アラン・ドロン（殺し屋）
ナタリー・ドロン（女）
フランソワ・ペリエ（刑事）

３．注目のシーン
①主役
殺し屋ジェフ・コステロ（アラン・ドロン）。ナイトクラブで暗殺を実行するが、去るところを目撃されてしまう。警察の取り調べに対し、アリバイを主張。

②警察＆依頼人
 コステロの犯行を疑う警察。刑事（フランソワ・ペリエ）がコステロが主張するアリバイの裏を取ろうとする。殺人の依頼者はコステロが邪魔な存在に。警察に尾行されながら、コステロは依頼人と決着をつけようとする・・・。

４．感想
ドロンが「使い捨てされる孤独な殺し屋」を演じる（『ゴルゴ13』風のハードボイルドな映画）。セリフが少な目であるため、映像で状況を理解しながら観なければならない作品。人物の顔と名前を覚えながら鑑賞するのがオススメ。コステロの女「ジャーヌ」を演じるナタリー・ドロンは当時のアランの妻。目撃者のピアニスト役カティ・ロシェはエキゾチックな顔立ちの女。見所は、コステロが車を盗むシーン（大量の鍵。一つ一つ試すコステロ。合う鍵がなかったらどうするんだろう？）、暗殺シーン、殺し屋同士の対決、ジャーヌを静かに脅す刑事、地下鉄での尾行シーン（ドロンが全力疾走）、ラストシーン。

フランソワ・ペリエ：『居酒屋』『仁義』

（YouTube）