「鉄板映画:人気スター映画のブログ」妻に見放された声優が女装して子供たちに会おうとする珍作コメディ映画。「ダウトファイア夫人」、カッコいいブロスナンに注目です。
1.ストーリー
仕事が安定しない声優がついに妻から離婚を宣言されてしまい・・・。
2.キャスト
ロビン・ウィリアムズ(声優)
サリー・フィールド(妻)
ハーヴェイ・ファイアスタイン(オネェ)
ロバート・プロスキー(TV局社長)
ピアース・ブロスナン(英国紳士)
3.注目のシーン
①主役
声優のダニエル・ヒラード(ロビン・ウィリアムズ)。非常に個性的で変わった奴。声優の仕事で台本にないアドリブを連発して、クビに。家に帰れば子供たちとバカ騒ぎをして近隣トラブル(警察も介入)。そんなダニエルにウンザリの妻ミランダ(サリー・フィールド)。建築デザイナーのミランダは「自立した女」で、一家の大黒柱。だらしないダニエルに離婚を告げる。
②変身
子供たちに会いにくくなったダニエル。ミランダが家政婦を雇おうとしているのを知って、ある計画。女装して家政婦に成り済まして子供たちに会おう、などと考える。「ダウトファイア」(火事の記事を見て咄嗟につけた名前)と名乗り、ミランダや子供たちと対面。女装して声も変えていることもあって誰も「ダウトファイア」がダニエルであることに気付かない。
③キャラ
ダニエル&ミランダの子供たち。長女リディア(リサ・ジェイカブ)はやや反抗期。長男クリス(マシュー・ローレンス)は「普通のアメリカ人少年」といった印象。次女ナタリー(マーラ・ウィルソン)はキュートで素直な子。英国出身の資産家スチュワート・ダンマイア(ピアース・ブロスナン)はかつてミランダと交際していたことがあり、離婚する予定のミランダと結婚するつもり。ダニエルが働くTV局の社長ジョナサン・ランディ(ロバート・プロスキー)は低迷する視聴率を挽回したい状況。ダニエルの兄フランク(ハーヴェイ・ファイアスタイン)は実に個性的なオネェで、メイクの仕事をしている。ダニエル&ミランダの生活状況をチェックする家庭訪問員セルナー(アン・ヘイニー)はシラけたオバサンで、ダニエルの声優パフォーマンスを酷評(「それの何が面白いの?」といった感じのシラケぶり)。
4.感想
珍作コメディ。だらしない男が家族と離ればなれになった寂しさを解消しようとする内容。ロビン・ウィリアムズの女装が見せ場。演じる「ダニエル」が慌てて「ダウトファイア」に変装したり、また元のダニエルに戻ったりするドタバタ。鑑賞していて「何やってんだか」と思うようなシーン連発。いつかは変装していることがバレるのでは? と思ったら、やっぱり。ツッコミどころがいっぱいの映画ですが、これはコメディですのでマジメにツッコんではいけません。登場人物のキャラ、人間関係に注目の映画。ピアース・ブロスナンが「いかにも英国紳士」といったキャラで実にカッコいい(その後、007シリーズに登場)。「次女ナタリー」役のマーラ・ウィルソンはとてもカワイイ。ドタバタなシーンを楽しむ内容ですが、ダニエルとミランダが本音で語り合うシーンは良い演出でした。見所は、ダニエル(妙な奴)、オネェ二人組(妙な奴)、ダニエルの声優パフォーマンス、「ダウトファイア」誕生、「お手伝いさん応募」のニセ電話、ダウトファイアに惚れてしまうバスの運転手(「ふくよかな中年女性」だと勘違い)、変装マスク落下&トラック通過、ダウトファイアのド下手な家事、スチュワートにイラつくダニエル、立ちションで騒動、ダウトファイアに本音を語るミランダ、プールでの出来事、高級レストランでのドタバタ(ブロスナンがメシを喉に詰まらせてしまう珍シーン)、正体がバレるシーン、離婚裁判、その後のヒラード一家。DVDの未公開シーン(泡だらけの洗濯機と一人芝居、など)にも注目です。
(YouTube)
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